発泡スチロール×コンクリート!軽くて丈夫なおしゃれインテリアを紹介
コンクリート家具と聞くと、「重たくて扱いにくそう…」と感じる方も多いかもしれません。ですが、実は発泡スチロールを芯材に使うことで、軽量かつ丈夫なコンクリート家具が実現できるのです。見た目は無機質でスタイリッシュ、それでいて軽量で持ち運びやすい——そんな理想的なインテリアが近年注目を集めています。
特に、コンクリート風ベンチは、デザイン性・実用性ともに優れたアイテム。カフェやオフィスのインテリア、屋外の休憩スペースなど、さまざまなシーンで活用されています。本記事では、発泡スチロール×コンクリートの仕組みや、コンクリート風ベンチの魅力、活用シーンや耐久性について詳しく紹介します。

【今回の記事のポイント】
✔️ 発泡スチロール×コンクリートの仕組みとメリット・デメリット
✔️ コンクリート風ベンチの特徴と施工事例の紹介
✔️ 屋内外での活用シーンや耐久性について詳しく解説
初稿:2025/2/26
《目次》
発泡スチロール×コンクリートとは?仕組みと特徴

コンクリートと聞くと、「重くて扱いにくい」と思われがちですが、実は発泡スチロールを芯材にすることで、軽量かつ丈夫なコンクリート家具 が作れます。発泡スチロールは柔軟性があり加工がしやすいため、さまざまなデザインや形状に対応可能です。
表面をコンクリートでしっかりコーティングすることで、見た目の重厚感はそのままに、強度を確保 できます。そのため、オフィスやカフェのインテリア、屋外のベンチなど、幅広いシーンで採用されています。
なぜ発泡スチロールを使うの?メリットとデメリット
発泡スチロールを芯材にしてコンクリート家具を作るのには、いくつかの明確な理由があります。最大のメリットは、軽量で加工がしやすいこと です。従来のコンクリート家具は重量があり、設置や移動が大変でした。しかし、発泡スチロールを使うことで、見た目の重厚感を維持しながらも、持ち運びが容易で設置場所を選ばない という利便性が生まれます。
一方で、発泡スチロールにはデメリットもあります。そのままでは耐久性が低いため、しっかりとしたコーティングや補強が必要 になります。しかし、適切な施工を施せば、屋外でも十分に使用できる強度を確保することが可能です。

メリット
- 軽量設計:一般的なコンクリート家具に比べて圧倒的に軽く、持ち運びが楽
- 加工しやすい:発泡スチロールはカットや接着が容易で、さまざまな形状に対応可能
- コンクリートの質感を活かせる:表面をモルタルなどで仕上げることで、高級感のあるデザインが実現
- コストを抑えられる:素材費が比較的安く、大掛かりな型枠を作らなくても成形できる
デメリット
- 耐久性に注意が必要:発泡スチロール単体では強度が不足するため、適切な補強が必須
- 屋外使用には防水加工が必要:コンクリート表面のひび割れや水分吸収を防ぐために、防水処理が求められる
- 施工の仕方によっては仕上がりに差が出る:塗装やタイル貼りなどの仕上げに技術が必要
発泡スチロール×コンクリート家具は、適切な施工を行えば軽さと強度を兼ね備えた実用的なインテリア となります。次に、コンクリート風ベンチの魅力や施工事例 について詳しく見ていきましょう。
発泡スチロール×コンクリートで作れる家具・インテリア例|コンクリート風ベンチ

発泡スチロールを芯材にしたコンクリート風ベンチは、デザイン性と実用性を兼ね備えたインテリアアイテム です。通常のコンクリートベンチと比べて圧倒的に軽量でありながら、適切な仕上げを施すことで十分な耐久性を確保できます。そのため、屋内外を問わず、幅広いシーンで使用可能 です。
コンクリート風ベンチの特徴
- 軽量設計:発泡スチロールを芯材にすることで、一般的なコンクリートベンチよりも軽く、移動や設置が容易
- デザインの自由度が高い:シンプルなベンチから、タイル貼りや塗装仕上げのものまで、多様なデザインが可能
- 高い耐久性:適切なコーティングや防水処理を施すことで、屋外でも使用可能
- メンテナンスが簡単:表面仕上げによっては、汚れに強くお手入れがしやすい
実際の施工事例の紹介

この事例では、発泡スチロールを芯材としたコンクリート風ベンチが実際に施工されており、そのデザイン性の高さと実用性の両立 がよく分かる内容となっています。屋外での使用にも耐えられる仕上げが施されており、実際の活用例として非常に参考になります。
施工事例の詳細はこちら▶︎ https://dannetsuzai.jp/case/42/
その他の施工事例はこちら
コンクリート風ベンチはどんな場所で活用できる?おすすめの設置シーン
発泡スチロールを芯材にしたコンクリート風ベンチは、軽量でありながらも高級感のあるデザイン で、多様な空間に馴染みやすい特徴があります。シンプルな形状ながら、無機質で洗練された雰囲気を演出できるため、屋内・屋外を問わず幅広いシーンで活用 されています。
屋内での活用シーン

オフィスのエントランスや待合スペース
- 高級感を演出しつつ、モダンな雰囲気をプラス
- 軽量なのでレイアウト変更も容易
店舗やカフェのインテリア
- コンクリートの質感がスタイリッシュな空間づくりに最適
- 木材やアイアンと組み合わせることで、より洗練されたデザインに
住宅の玄関やリビング
- シンプルでミニマルなインテリアに馴染みやすい
- クッションや観葉植物と組み合わせておしゃれな雰囲気に
屋外での活用シーン

公園や庭園の休憩スペース
- 防水加工を施せば、雨風にさらされても長く使える
- シンプルなデザインが自然に溶け込む
商業施設のオープンスペース
- ショッピングモールやオフィスビルの共用エリアに最適
- デザイン性の高いベンチは、景観を整えるアクセントにも
マンションの共用スペース
- 屋外テラスやエントランスに設置し、スタイリッシュな休憩スペースを提供
- コンクリートの無機質なデザインが、都会的な雰囲気を演出
発泡スチロール×コンクリート家具の強度と耐久性は?

発泡スチロールを芯材に使用したコンクリート家具は、その軽量さから「強度や耐久性は大丈夫なの?」と疑問に思われることがあります。しかし、適切な施工と仕上げを施すことで、十分な強度を確保し、長く使用できる耐久性を持たせることが可能 です。
コーティング技術による補強
発泡スチロールの上から特殊なモルタルや樹脂コーティング を施すことで、外部からの衝撃や摩耗に強い仕上がりになります。特に、ファイバーメッシュを埋め込むことで、ひび割れを防ぎ、より高い強度を確保 することができます。
屋外での使用に耐えられる?

コンクリート家具を屋外で使用する場合、特に気になるのが防水性と耐候性 です。以下の対策を講じることで、雨風にさらされても長期間使用できます。
- 防水塗装を施す:コンクリート表面を撥水性のある塗料でコーティング
- トップコート仕上げ:紫外線による劣化を防ぐUVカット加工を施す
- 水抜き加工の設計:水が溜まりにくいデザインにすることで、劣化を防止
メンテナンス方法
- 定期的に防水スプレーを塗布 し、表面の撥水効果を維持する
- 汚れが付着した場合は中性洗剤で優しく洗う(強い洗剤はコーティングを傷める可能性がある)
- ひび割れが発生した場合は早めに補修材で補強 する
まとめ|発泡スチロール×コンクリートで手軽におしゃれなインテリアを

発泡スチロールを芯材にしたコンクリート家具は、軽量でありながら、見た目の重厚感と強度を兼ね備えた新しいインテリアの形 です。特にコンクリート風ベンチは、シンプルかつ洗練されたデザインで、屋内外を問わずさまざまなシーンに活用できます。
発泡スチロールを使用することで、一般的なコンクリート家具よりも圧倒的に軽く、移動や設置が容易になります。また、適切なコーティングや防水加工を施せば、屋外でも長期間使用できる耐久性を確保することが可能です。デザインの自由度も高く、タイルや塗装でアレンジを加えることで、空間に合わせたオリジナルのインテリアを作ることができるのも大きな魅力 でしょう。
実際に施工されたコンクリート風ベンチの事例もあり、その実用性は多くのシーンで証明されています。例えば、オフィスのエントランスやカフェのインテリア、屋外の休憩スペースなど、幅広い環境で取り入れられています。
「コンクリート家具に興味があるけれど、重さがネックで諦めていた…」という方にとって、発泡スチロールを活用したコンクリート家具は、新たな選択肢となるでしょう。軽さと強度、デザイン性を兼ね備えたコンクリート風ベンチは、これからのインテリアシーンでますます注目される存在になりそうです。
監修者からのメッセージ

杉森 康裕(気密測定技能者)
断熱材は建物の性能の「柱」となる重要なポジションを担っています。私たちは一貫して「より良い住宅のお手伝い」をモットーに断熱はもちろん、気密や工法に関わる商品の提案・サポートを行っています。多くの方に『松原産業のパイナルフォーム』をご採用頂けるように精進していきますので是非よろしくお願い致します。