失敗しない5つのチェックポイント
はじめに。
断熱材にはいろいろな種類や施工方法があります。
お子様からご年配の方まで安心して快適に暮らせる住まいを守るには
自分にピッタリな断熱材に出会うことが重要なんです!
そこで今回は、できる限り失敗の少ない、自分にピッタリな「断熱材」に出会うポイントを解説も含め、ご紹介していきたいと思います。
わたしたちの生活をまもる「断熱材」は住まいのなかでどのような役割があるのでしょうか?
【今回の記事のポイント】
✔️断熱材選びを失敗しないためのポイントがわかる
更新日:2023/11/21
初稿:2020/8/19
《目次》
・ポイント1:断熱材の種類
・ポイント2:断熱材の性能
・ポイント3:断熱材の素材
・ポイント4:工事の工期短縮
・ポイント5:予算や見積り
ポイント1:断熱材の種類
断熱材は主に「繊維系断熱材」「天然素材系断熱材」「発泡プラスチック系断熱材」の
3種類に分けることができます。
繊維系断熱材はガラスや玄武岩などを繊維状にしたもので、繊維の隙間に空気を閉じ込めた断熱材です。
最もスタンダードなグラスウールやロックウールは
メリットは、素材がガラスや石など無機系のため、不燃性であるため耐火性に優れ
有毒ガスの発生も少なく、防音・吸音効果もある断熱材です。
デメリットは、湿気に弱いということです。
防湿、結露、気密対策が必要になりそうです。
天然素材系断熱材は羊毛や炭化コルクなどがあります。
メリットは、湿度を一定に保つ調湿機能に優れていて結露対策には最適な断熱材です。
デメリットは、施工業者が少ないため、価格が他の断熱材より高めの傾向があります。
わたしたち松原産業が製造・販売するパイナルフォームは「発泡プラスチック系断熱材」になります。
発泡プラスチック系断熱材は、押出法ポリスチレンフォームやフェノールフォームなどがあり
プラスチックを発泡させ、細かい気泡の中に空気や熱伝導率の低いガスを閉じ込めた断熱材です。
メリットは、吸水しにくく高性能であるため結露が発生しにくい断熱材です。
デメリットは、燃焼性がグラスウールやロックウールに比べ、やや高めなことです。
また、発泡スチロールと呼ばれているものは
製法や用途の違いにより3種類(EPS、PSP、XPS)に分類されます。
その中でも当社のパイナルフォームはEPS断熱材を扱っております。
その中で建築用途の発泡スチロールはEPSとXPSで、ボード状になっており
当社のパイナルフォームは一般的にはビーズ法ポリスチレンフォーム断熱材(EPS)と呼ばれています。
ノンフロン・ノンアルデヒドなので
体にも環境にもやさしい次世代型戸建用断熱材です。
様々な断熱材がある中で、安心して皆様にオススメできる断熱材こそがパイナルフォームなのです!
ポイント2:断熱材の性能
熱の伝わりやすさを表す値として「熱伝導率」があります。
熱伝導率とは厚さ1メートル・面積1㎡の断熱材を隔てて、両側に1℃の温度差があるとしたとき、1秒間にどれくらいの熱量が移動するかを表す数値です。(熱伝導率の単位としては、[W/m・K])
一般的には温度が高くなれば熱を伝えやすく(熱伝導率は高く)なります。
発泡スチロール(EPS)は非常に高い断熱性能を持っております。
温かいものは温かく、冷たいものは冷たく保つ性能に優れ
住まいの断熱材としても効果を発揮!
湿気やカビ、腐食にも強いので長く住み続けても安心できる熱材だと言えます。
100年以上に渡り安定した熱伝導率を維持!
パイナルフォームは、100年以上に渡り安定した熱伝導率を維持できる断熱材なのです!
断熱性能の安定性は、快適な暮らしを確保し住宅の寿命をと価値の継続に欠かせない要因です。
長期の断熱性能の変化が極めて少ない事が実証された「EPS断熱建材」は、住宅の新築時点だけではなく、長く住み続けても安心できる断熱材と言えます!
ポイント3:断熱材の素材
断熱素材は、耐久性、衝撃性、耐水性、環境性など暮らしに大きく影響してきます。
EPSは環境に優しい素材で省資源性に優れています。
実は、発泡スチロールの98%は空気でできており、石油はたったの2%!
プラスチックなどと比べてみても非常に省資源の素材なのです。 石油の使い道として全体の85%は燃料用に使用されます。
プラスチック製品は全体の6%で、その6%のうち発泡スチロールは0.6%となっております。
発泡スチロールって 「燃やすと黒い煙が出る」 「フロンガス使ってるんだろ?」 「ちゃんとリサイクルされているの?」 などの質問をよく受けます。
発泡スチロールは環境に悪いというイメージがあるようですが、そんなことはありません!!
松原産業のEPSはノンフロン、ノンホルムアルデヒドなので環境に優しいのです。
ポイント4:工事の工期短縮
現場でのカット手間がはぶけ、納期短縮に貢献いたします。
また、外張り断熱施工時も割付図面をお預かりし、1枚1枚プレカットし納品することもできます。
断熱の施工方法もさまざま!
住宅の構造は大きく分けると、木造、鉄骨(S造)、鉄筋コンクリート(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)コンクリートブロック造に分類されています。
その中でも、鉄筋コンクリート(RC造)の構造体の内側部分に断熱材を入れる場合は「内断熱工法」
また反対に、外側に断熱材を施工する場合を「外断熱工法」と言います。
木造や鉄骨(S造)場合ですと、外張り断熱工法、充填断熱工法、ハイブリット断熱工法などに分かれております。
外張り断熱工法は、建物の壁と柱の外に貼ります。
充填断熱工法は、柱と柱の間に断熱材を入れます。
ハイブリット断熱工法は、外張り断熱工法と充填断熱工法の両方を行う工法です。
住宅の構造によっても断熱工法が違うのです。
さらに、工法によって価格も変わります。
断熱材を施工する場合は、何が一番適した工法なのかを専門家に相談して選ぶことをオススメします!
ポイント5:予算や見積り
断熱材の値段は、施工場所によっても変わります。
予算内におさまるものを、じっくりと選んでご自身にピッタリの断熱材を選んで下さいね!
断熱材ドットコムでは実際の断熱材のカットサンプルを無料で差し上げております。
無料サンプル請求フォームより是非お申し込みください。
予算がオーバーする場合などは、重視するポイントを一緒に見直して予算を調整していきましょう。
コラム監修者からのメッセージ
断熱材は建物の性能の「柱」となる重要なポジションを担っています。私たちは一貫して「より良い住宅のお手伝い」をモットーに断熱はもちろん、気密や工法に関わる商品の提案・サポートを行っています。多くの方に『松原産業のパイナルフォーム』をご採用頂けるように精進していきますので是非よろしくお願い致します。