地下湧水処理断熱システムのご紹介

地下湧水処理断熱のご紹介

地下湧水処理断熱は、地下から湧き出す水を処理し、それと同時にシステム内で熱を断熱する仕組みとなります。
昔は、地下水または湧水を井戸から汲み上げ、そのまま使用していましたが、通常、地下水は特定の成分や不純物を含む場合が多く、地下水を処理して利用可能なキレイな水に変える必要があります。その役割が地下湧水処理です。
そのため、建物地下に機械を設置しますが、その際に、周囲を断熱材で囲むことで住宅内への冷気などの侵入を防ぎ全安心に保つことが可能となります。

今回は、この地下湧水処理断熱に使用する断熱材についてご紹介していきたいと思います。

地下湧水

【今回の記事のポイント】
✔️地下湧水処理断熱についてわかる
✔️必要な断熱材の性能や品質がわかる

初稿:2024/1/18

《目次》
湧水処理断熱のメリットと特徴
地下湧水処理に必要な断熱とは?
地下湧水処理断熱のまとめ

湧水処理断熱のメリットと特徴

まずは、地下湧水処理断熱を行う場合のメリットと特徴について解説いたします。
地下湧水処理はもちろんですが、同時に断熱をすることで得られるメリットがあることを知っておくといいでしょう。

メリット1:地下空間を有効活用できる!
地下湧水処理は基本的に建物の地下に設置されます。
設置箇所は、床下の基礎部分に空間を設けて設置されるケースが多いです。
そのため、基礎断熱を行うことで床下の空間も利用可能空間となり、地下湧水処理だけでなく物置きや収納場所としても利用が可能となるのが特徴でもあります。
また、使用する断熱材によっては壁厚や床高も抑えることができ、居住空間を広げることも可能となります。

床下収納

メリット2:優れた結露防止につながる!
床下空間に断熱性の高い断熱材を設置することで、空調を一定に保つことができます。
それにより、外気や冷気から起こる結露などの抑制につながります。

また、基礎や床下に断熱をすることで底冷えなどの回避にもなり、地下湧水処理以外でも快適な生活にも役立ちます。
中でもボード状の断熱材は隙間なく設置できることで断熱性能も高く、EPS材のパイナルフォームは高品質で長期安定性に優れた断熱材として効果を発揮します。

床断熱 パイナルフォーム

メリット3:工期短縮が図れる!
本来、湧水処理層と断熱層工事は別々で施工されるケースが多かったです。
しかし、地下湧水処理断熱の場合一体化され工期短縮や建築コストの削減につながるとされています。工期短縮は現場の職人さんたちや施工会社からすると、とても有難く喜ばれます。
パイナルフォームであれば職人さんはもちろん、プレカットにより指定されたサイズでの納品が可能なため、はめ込んでいくだけで施工が出来てしまいます。そのため、職歴が浅い新人さんでも簡単に施工が行えます。

地下湧水処理に必要な断熱とは?

地下湧水処理断熱では主に、地下水を処理するシステムやパイプラインを包み込むために断熱材を使用します。地下水の温度を保つだけでなく、周囲の環境からの熱損失を最小限に抑え、破損などからも守ります。

そのため、ある程度の厚みが必要だったり、変形可能なものがいいとされています。その点、パイナルフォームであれば自由成形が可能でパイプラインに合わせて厚みを調節し断熱材をつくることもできます

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地下湧水処理断熱のまとめ

地下湧水処理断熱は、現代のような持続可能性を重んじる状況には最適です。
地下湧水処理断熱によって持続可能な水を利用でき、断熱と組み合わせることで処理を行う際に発生する熱を有効利用し、エネルギーの効率向上にもつながります。地下水を浄化することで安心安全な水を利用できることは、私たちにとってもとてもありがたく、地域環境への配慮にもなります。

地下湧水処理断熱は従来の木造建築構造でもRC構造でも適応でき、一般の戸建住宅からマンションや商業・公共施設においても設置できる優れものです。また、パイナルフォームを採用することでノンフロン・ノンホルムアルデヒドが実現。環境にも優しいシステムになるということです。

地下湧水処理断熱をご検討のお客様・業者様がいらっしゃいましたら、この機会にぜひ、パイナルフォームも視野に入れ、ご検討くださいませ。

コラム監修者からのメッセージ

監修者
杉森 康裕(気密測定技能者)
断熱材は建物の性能の「柱」となる重要なポジションを担っています。私たちは一貫して「より良い住宅のお手伝い」をモットーに断熱はもちろん、気密や工法に関わる商品の提案・サポートを行っています。多くの方に『松原産業のパイナルフォーム』をご採用頂けるように精進していきますので是非よろしくお願い致します。

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最終更新日: