塀と目隠しでプライバシーと景観の両立

塀と目隠しでプライバシーと景観の両立

現代の住宅設計において、塀や目隠しは単なる境界を示すだけでなく、プライバシーの確保や景観の向上にも重要な役割を果たします。特に都市部では、隣家との距離も近く、塀や目隠しにも工夫が必要です。
今回の記事では、塀と目隠しの選び方や設置のポイントなどについて詳しく解説していきたいと思います。

パイナルウォール

【今回の記事のポイント】
✔️塀や目隠しの効果がわかる
✔️塀の機能性や選び方を理解できる

初稿:2024/5/21
更新日:2024/6/21

《目次》
塀と目隠しでプライバシーの確保
塀と目隠しで景観の向上
塀と目隠しの機能性とメンテナンス
塀や目隠しの規制やルールについて
塀や目隠しについてのまとめ

塀と目隠しでプライバシーの確保

塀や目隠しフェンスの主な役割は、プライバシーを確保することです。
通行人や近隣の住民からの視線を遮ることで、家族が安心して過ごせる空間を作ることができます。高めの塀や、植栽を組み合わせた目隠しは、視覚的な遮断効果も高めてくれます。そこで大切になってくるのが、高さの設定や材料の選択です。

プライバシーを重視する場合、実際に高さは重要な要素です。一般的に2メートル以上の塀や目隠しフェンスが推奨されますが、ブロック塀やコンクリート塀は重量があるため、高さを出すにも規制があり、中には控え壁などが必要になるケースもあります。

控え壁

そのため、重厚感を保ちつつ、高さもありながら、見た目を考えるとなると選択できる素材も限られてきます。木製や竹垣、アルミやスチールといった素材で高さのある塀やフェンスを設置することもありますが、屋外ですからそれぞれ経年劣化によって腐食を起こしたり、錆が付いたりするため、定期的なメンテナンスなどが必要になります。塀や目隠しをメンテナンスするには、規模や範囲にもよりますが、それなりの手間とコストが掛かることが予想されます。

鉄 フェンス

その点、弊社でおすすめしているパイナルウォールは、軽量なので高さを出すこともできますし仕上げ材によって重厚な雰囲気を演出することも可能。また、手間のかかる定期メンテナンスなどの必要もないため、理想の塀や目隠しが叶います

パイナルウォールに採用されているのは発泡スチロールで、劣化などの心配もなく、災害などで倒壊したとしても二次災害を防いでくれる効果もあり、安心して採用いただけます。

発泡スチロールのパネルを塀や目隠しの内部にセットし、ベースコートや特殊なメッシュ、仕上げ材などを組み合わせていくことで立派な塀や目隠しが完成します。パイナルウォールは塀や目隠し以外にも、玄関の門扉や門柱にも利用でき、ポストや表札を付けたり、庭の装飾としての利用も可能です。
パイナルウォール

塀と目隠しで景観の向上

塀や目隠しは、住宅の外観デザインにも大きな影響を与えます。
デザイン性の高い塀や目隠しを選ぶことで住宅全体の景観・美観を向上させてくれます。家の壁や屋根、窓を含め、外観に合わせたデザインを選ぶことで、自由なアイデアで独自のデザインや、統一感のある美しい仕上がりになります。例えば、和風の家には木製の格子フェンス、瓦や漆喰を使った塀などがマッチします。

和風 塀

一方で、モダンでシンプルな雰囲気の家には、アルミのルーバーやフェンス、ガラスを取り付けたようなスタイリッシュな塀や目隠しフェンスが似合いますし、カントリー風のナチュラルな雰囲気には、ガーデンと合わせてラティスなどで柵を取り付ける方もいらっしいます。他にも、ウッドデッキやテラスがあるようなカジュアルな佇まいの住宅には、ウッドな感じと合わせて木製のフェンスやレンガ、または植栽を組み合わせることで調和したりします。

外観 住宅

また、周囲の環境に合わせることも大切です。
特に、京都や奈良などの重要文化財があるような観光名所では、観光地としての景観を重視するため、住宅の景観にも配慮され、色やタイプを指定されていたりと、自治体によって規制があることがあります。このように、エリアや条件を考慮しながら家の全体像を把握し、景観・美観を保てる素材を探すことで、デザイン性の高さを向上させることに繋がります。

パイナルウォールは仕上げ材をお好みのものに選択可能なため、周囲環境や住宅のデザインに合わせて施工することができます。純和風な住宅に合わせられる漆喰はもちろん、洋風な雰囲気に合わせた木目調のものやシンプルで高級感を感じる石材風のものなども対応できます。

パイナルウォール

おしゃれなエクステリアをご希望であれば植栽の活用もおすすめです!
シンボルツリーなど、高さのある樹木を植樹したり、選ぶ樹種によっては季節ごとに異なる表情を楽しめるのも魅力です。常緑樹を選べば一年中緑を感じることができますし、落葉樹を選ぶと紅葉なども楽しめます。植栽を取り入れることは、見た目以外にも、不審者が侵入した際に木々の音によって知らせる効果などもあります。

また、塀や目隠フェンスに這わせるようにツタ系のアイビーなどを植えることでグリーンのカーテンを作ったり、塀やフェンスの下部に花や観葉植物を植えることで自然な風合いも楽しめます。夜の雰囲気も楽しめるように照明を設置するのもいいかもしれません。センサー付きの照明などは防犯対策にも効果的です。

外構 イメージ
好きなデザイン、雰囲気に合わせて塀や目隠しを考えたい方は、ぜひパイナルウォールもご検討ください。パイナルウォールは施工性も高く工期短縮も望めるため、エクステリア・工務店・左官業・設計事務所・造園業の皆様におすすめしたい商品です。パイナルウォールの価格や購入に関するご質問や、工事の内容に関するご相談など、いつでもお気軽にお問合せください。

塀と目隠しの機能性とメンテナンス

次に、塀や目隠しの機能性やメンテナンスについてお話ししていきたいと思います。
塀や目隠しは、設置後のメンテナンスも重要で、長期に渡って機能性や景観を保つには、素材の耐久性はもちろん、メンテナンスのしやすさも考える必要があります。

コンクリートやブロックなどは耐久性が高く、長期的に見ても安定した機能性を発揮しますが、汚れや水が染みやすく、ひび割れなどの恐れもあります。汚れやシミは成分によって落ちにくいこともありますし、気付かずに放置しておくと染み込んでしまって取れないというケースも少なくありません。ひび割れについては、部分的に補修できればいいですが、場合によってはリフォームが必要なケースもあります。

ブロック塀

アルミも耐久性には優れ、長期的な安定性はありますが、熱を通しやすい傾向にあるので、夏場には熱くなってしまうことや、暴風などで何かが飛んできた衝撃によって傷や凹みがついてしまうこともあります。また、災害時に倒壊した際に変形し、鋭利なものになってしまう可能性もあるので注意が必要です。木材の塀や目隠しも素敵ですが、天然木の場合、光や紫外線などの影響から変色をしやすいです。そのため、美観を保つためには定期的な塗装や防腐処理が必要になってきます。

ウッドフェンス

上記のように、塀や目隠しの機能性を長期的に保つには、それぞれの素材に合わせて定期的なメンテナンスが必要になることがわかります。また、先ほどご紹介したように、草花を植える際には、植栽の剪定や植え替えなども必要になります。塀や目隠しの掃除と合わせて、植栽のお手入れなども心掛けることで、キレイな外観を保てるようになります。
パイナルウォールであれば大きなメンテナンスなどは特になく安全で手軽に設置できるため人気急上昇中です。

塀や目隠しの規制やルールについて

先ほども少しお伝えしましたが、塀や目隠しを設置するには、地域の景観を崩さないように規定が設けられていたり、使用素材を特定されることもあるため、地域の建築規制やルールを遵守する必要があります。特に高さや設置場所については、事前に確認しておくことがいいでしょう。
それ以外にも、日本では、建築基準法によって、塀やフェンスの高さ、構造が規定されています。それを違反すると罰則が科せられることもあるため、お住まいの市区町村の役所などで確認が必要です。特に、主要な道路や通学路が近くにあったり、観光客が多く訪れる場所などに規制があることが多いです。

目隠し イメージ

また、隣家との境界に設置する際には、隣人との協議も大切です。
お互いのプライバシーや景観に配慮しつつ、トラブルを避けるためにも事前に話し合いをしておくことをお勧めいたします。事前に話し合って決めることで、その後もお互い気持ちよく生活ができますし、何かあった際にも相談できる関係性を築いておくことは、同じ地域に暮らす者同士としても心強いです。

そして、境界のスペースによっては、施工ができない場合もあるので、事前に設計業者や施工業者とも相談しながら進めていく必要があります。本当は境界に仕切りのつもりで塀やフェンスを設置したくても、空きスペースが狭く、難しい場合もありますのでご注意ください。

境界

塀や目隠しについてのまとめ

塀や目隠しは、プライバシー保護や住宅の美観向上に欠かせない要素の一つです。
適切な材料と周囲に合ったデザインを選び、かつ、地域の規制も遵守しながら設置することで、快適で安心な住環境を作り上げることができます。エクステリアが充実していると、帰宅の際に、外から眺める自宅を見て、改めて「良い家」を実感できることでしょう。そのためには、素材に合わせた定期的なメンテナンスも忘れずに行い、現状を長く維持できるようにすることも大切です。初期費用だけでなく、その後のメンテナンスに掛かる費用や時間を考慮し、自分たちにとって最適な塀や目隠しを設置してください。

イメージ

現在は、DIYをされる方も増え、手軽に施工できるセット商品などもあり、検索すると様々な種類が表示されます。同じものでもメーカーや型、カラーが違ったりと、豊富な選択肢がありますが、商品の詳細やガイドをよくご覧いただき、安心できる保証や無料サンプルで実際に商品を確認できるサービスなどが充実しているところを選びましょう。

エクステリア・工務店・左官屋・設計事務所・造園の皆様は、ぜひこの機会にパイナルウォールの採用をご検討してみてはいかがでしょうか。プライバシーと景観を重視しつつ、メンテナンス性・施工性にも優れたパイナルウォールであれば、きっと施主様のご要望にも応えることができるかもしれません。
設計に合わせたオーダーや指定サイズのプレカットに関してもお気軽にご相談くださいませ。

監修者からのメッセージ

監修者情報

杉森 康裕(気密測定技能者)

パイナルウォールは画期的なスタイルで目隠しや塀をつくりあげることができ、従来の方法では実現できなかった軽量化によって可能性を拡大!
私たちは一貫して「より良い住宅のお手伝い」をモットーに断熱材はもちろん、外構や塀に関わる商品の提案・サポートを行っています。多くの方に『松原産業のパイナルウォール』をご採用頂けるように精進していきますので是非よろしくお願い致します。

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