塀のデザインは見た目と機能性を重視して選ぶ

塀のデザインは見た目と機能性を重視

塀は、住宅や施設の外観に大きな影響を与える重要な要素です。
デザイン次第で家の雰囲気を変えるだけでなく、道路や近隣住宅との境界、防犯やプライバシーの確保など、機能的な役割も果たします。今回は、この塀のデザインについて、どのような素材や種類があるのか、その選び方についても詳しくみていきましょう。

塀

【今回の記事のポイント】
✔️塀の種類がわかる
✔️塀のデザインや選び方がわかる

初稿:2024/6/21

《目次》
塀の種類について〜特性も紹介〜
塀のデザインを選ぶポイント
玄関のデザインについてまとめ

塀の種類について〜特性も紹介〜

木製塀・・・

木製の塀はその名の通り、木材を利用した塀を指します。自然素材の温かみと木目の美しさ、どんな景観にも合わせやすいのが魅力です。ナチュラルな風合いが庭や外観に溶け込みやすく、和風の家屋にもよく合います。
ただし、木材の場合、メンテナンスが必要で、定期的な塗装や防腐処理が求められます。もし、メンテナンスをしないで放置しておくと、日光や雨風によって経年劣化が早まり、本来の木製塀の美しさが損なわれてしまいます。

木製塀

木製塀の場合、設置の仕方によってデザイン性を高めることも可能。
上記写真のように土台となる部分には金属を使用し、目隠しや塀の部分に木材を使うことでカジュアルでいてスタイリッシュな塀が完成します。一方で全てを木材で施工した場合にはロッジやバンガローのような雰囲気で、アウトドアな演出が可能。そこにガーデニングやプランターなどで草木を合わせると、ナチュラルでイングリッシュガーデンのような雰囲気を楽しむこともできます。

イングリッシュガーデン

コンクリートブロック塀・・・

コンクリート塀やブロック塀は、耐久性に優れた塀です。
モルタル色のグレーがシンプルなデザインで、重厚感を感じさせます。中には装飾用のデザインとして模様があるブッロクなどもあり、好きなところに配置することで自分たちらしいデザインを楽しむことができます。また、コンクリートやブロックは防音性も兼ね備えているため、交通量の多い道路沿いなどに適しています。
ただし、経年によってひび割れが顕著に現れたり、カビや苔が発生しやすいので、キレイを保つためには定期的にお掃除をするのが望ましいです。

コンクリートブロック

コンクリートブロックは見た目の通り、重厚感がある反面、重たさがデメリットでもあります。よくニュースで耳にするのは、地震や災害が起こった際に、ブロック塀の下敷きになったとか、コンクリートが倒壊して怪我をしたといった事案です。もしもの時に、自宅で怪我をしてしまったり、通行人に怪我を負わせてしまうようであれば安全性に欠けます。
そういったケースをふまえ、日本の建築基準法では塀の高さや重量に制限があります。そのため、高さのある塀をコンクリートブロックで施工したいと思っても、規制に引っかかり、施工ができないこともありますのでご注意ください。

ブロック塀

もしも、重厚感があって高さのある塀をお求めの場合は、パイナルウォールの発泡スチロール塀がおすすめ!見た目は、仕上げ材によってコンクリートやブロックのような風合いでも、中には発泡スチロールが使われているため、軽量で高さのある塀が施工可能になります。

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石塀・・・

石塀は高級感や重厚感が特徴で、自然の天然石を使用したものは、風化による美しい風合いを楽しむことができます。昔のお城などの城壁は、天然石を積み上げた石垣がほとんどです。石垣をつくるための専門の職人で、石工と言う職業もあったのだとか。石工職人は「石を読む」と言われ、天然の石をパズルのピースのように組み合わせ、大きな石は砕いて加工し、現代にまで残る石垣を造り上げました。
現在の住宅にはそこまで大掛かりな石塀は必要ありませんが、天然石を使った石塀は情緒や趣を感じさせてくれる効果があります。

石塀
和風建築や昔の雰囲気が残る場所には、石塀が良くマッチします。
しかし、石塀もコンクリートブロック塀と同様に、重さがあるため、現代の基準では高さのある塀は施工できません。また、現在は天然石の価格も高価になり、石塀を施工できる業者様も減ってきています。そのため、石塀を設置するにはそれなりの費用が掛かってしまいます。
パイナルウォールを採用すれば、仕上げ材のデザインテクスチャーに石塀のようなデザインのものを選択することで、本物の石塀のような雰囲気を演出しつつ手軽に設置することが可能です。家に石塀を施工したいけど、コストが気になり悩んでいるお客様や施工業者様は、この機会にぜひ、パイナルウォールをご検討してみてください。

金属フェンス・・・

金属製のフェンスはモダンでスタイリッシュなデザインが特徴で、アルミやステンレスを使用したものが多いです。アルミやステンレスは耐久性が高く、錆びにくい特性を持っているので、メンテナンスも少なく済みます。
また、金属フェンスはルーバーや格子のようになっているスタイルが多く、風通しを確保しながら塀や目隠しとして設置できます。一方で、傷や凹みが出来てしまった場合には、修復などが難しく、取り替えが必要になります。

アルミフェンス

生垣や竹垣・・・

生垣は、植物を使った自然の塀です。季節ごとの変化を楽しめたり、緑豊かな景観をつくりだします。植樹された植木は日々成長していくので、キレイな生垣を維持するためには、剪定などが必要になり手間が掛かってしまいます。しかし、生垣は自然に生きる植物なので、日々の成長はもちろん、環境にも優しいため、エコな塀として見直されてきています。
また、葉が多く付くことで目隠しの効果を得たり、触れることで音が鳴るので防犯対策としても効果的です。

生垣
竹垣も同様に、自然素材となり、竹を加工してつくられ、独特の雰囲気があり根強い人気があります。竹は加工性にも優れ、サスティナブルな素材としても注目され、塀に限らず、様々なところで採用されている素材です。竹垣の持つ風合いや雰囲気は、日本家屋にぴったりで、純和風な住宅に合わせると素敵な外観を演出できるでしょう。
竹を縦に割り、加工していて、竹の表面はツルツルとしているので、不審者や侵入者が登りにくい塀となり、防犯の面でも効果を発揮します。
竹垣

以上のように、塀と言っても色々な種類や素材があり、それぞれの特徴も異なります。
建物の外壁や周囲環境との調和も含め、外観や玄関アプローチお庭など全体的なデザインをイメージしながら選択することで、理想的な塀を手に入れることができるでしょう。

今回、ご紹介したパイナルウォールはデザイン性のある塀を手軽に設置することができるためおすすめです。発泡スチロールという軽量な材料を元に施工するので、工事の手間も省けますし施工性にも優れています。そのため、工期短縮や作業コストの削減にもつながります。新築はもちろんですが、すでにある塀を取り壊し、リフォームする際や、塀がない住宅に後付けすることも可能なのでエクステリアをご検討されている方にぜひ、参考にしていただきたいです。

塀のデザインを選ぶポイント

ここからは、塀のデザインを選ぶ際のポイントについて解説していきたいと思います。
先ほどご紹介してきた通り、塀の種類は様々で、どんな塀にしようか悩まれる方も多いです。そんな中、失敗や後悔なく塀を選んでいけるよう選ぶポイントについてアドバイスできればと思います。

塀

ポイント1:建物のスタイルに合わせる

塀のデザインは、家のスタイルと調和することが大切です。
洋風な家にはレンガや木製の塀が似合いますし、モダンな家には石や金属フェンスの塀がマッチします。外観を見て全体的に統一感があることで家全体のデザイン性も向上し素敵な外観が手に入れられます

外観 住宅

ポイント2:プライバシーと防犯を考慮する

塀はプライバシーを守る役割を持っています
高さや素材を選ぶ際には、周囲からの視線を遮る効果がどれくらいあるのかを考えてみましょう。その上で、必要に応じて敷地内を囲うように家の周囲に塀を設置するのか、もしくは、部分的に塀を設けるのかも変わってきます。特に、隣家との境界に塀を設けると圧迫感が出てしまったり、通気性が悪くなったりもするので、事前にお隣さんにも確認をしましょう。もし、境界線に塀を設けるのであれば、幅にもよりますが、簡易的で圧迫感のないものが良いかもしれません。

境界

また、塀には防犯性も必要です。
高い塀や、登りにくいような塀は防犯対策にも効果的です。格子やフェンスも、横張りだと足が掛けやすく簡単に登れてしまいますが、縦張りであれば足の掛け場もなくなり、侵入しにくくなります。塀の上部に屋根を付けたり、鋭利な装飾を施すことも防犯対策としては効果的です。

和風 塀

ポイント3:メンテナンスの容易さ

塀に使用する素材やデザインによって、メンテナンスの頻度や方法が異なります。
木製や生垣は、定期的にお手入れが必要になりますが、コンクリートや金属フェンスは比較的メンテナンスが少なくて済みますし、高圧洗浄機で流すだけでキレイになるケースも多いです。パイナルウォールの塀も特段メンテナンスは不要で、汚れが付いてしまったりした際に水洗いやブラシで擦っていただく程度で大丈夫です。

塀掃除

ポイント4:予算やコスト

塀を検討する上で、予算やコストも重要なポイントになります。
天然石や高級木材を使用した塀は、材料自体が高価で、それに工賃などがプラスされます。一方でコンクリートやアルミフェンスは比較的低コストで施工することができます。
塀を設置する際の費用は、塀の材料費と施工業者様の工事の工賃というのが一般的です。そのため、事前に見積もりをとるなどして、予算と照らし合わせて確認するのが良いでしょう。安いからと言ってコスト面だけを見て判断してしまうと、チープな塀になってしまったり施工不良に繋がるというケースもございますので、予め優先順位を決めながら選択していきましょう。

エクステリア工事

以上が塀のデザインを選ぶ際の大まかなポイントになります。
どの項目も重要で、それぞれのご自宅によって判断基準や優先順位も異なりますので、自分たちに一番合った選択ができるよう準備を進めていただければと思います。施主様同様、施工業者様もお客様のご要望と予算を照らし合わせて最善の策で塀を設置できるよう工事計画を練っていきましょう。

発泡スチロール塀の制作を検討しているエクステリア・外構・左官会社様、工務店様、設計事務所様向け簡単無料お見積もりをご用意しております!パイナルウォールを使うことで施工業者の皆様にはメリットがいっぱいです。
✔️軽量化による作業時間の短縮
✔️基礎工事が不要
✔️運搬コストの削減
✔️端材が少ないことによる産業廃棄物の廃棄コストの削減

ぜひ、この機会にパイナルウォールを使って塀を設置してみてはいかがでしょうか?

玄関のデザインについてまとめ

塀のデザインは、外観の見た目の美しさと機能性のバランスが求められます
家のスタイルに合わせて最適なものを選び、防犯性やプライバシー保護、メンテナンス性なども考慮することで、理想の塀を見つけることができるでしょう。ご自身の住宅はもちろん、施工業者様におかれましては、お客様の希望に沿った提案ができるよう、塀の素材選びやデザイン、そしてその後も安心して生活できるような塀をご検討ください

パイナルウォール

戸建住宅以外にも、マンションやアパートのエクステリアデザインにお困りの方は、ぜひ、パイナルウォールを取り入れてみてはいかがでしょうか。エクステリア・工務店・左官屋・設計事務所・造園の皆様は、ぜひこの機会にパイナルウォールの採用をご検討ください。デザイン性を重視しながら、メンテナンス性・施工性にも優れたパイナルウォールであれば、きっと皆さんの希望を叶えられるかもしれません。

パイナルウォールの概算見積もりをお求めの方や、設計に合わせたパイナルウォールのオーダーや指定サイズのプレカットに関してもお気軽にお問い合わせください。

監修者からのメッセージ

監修者情報

杉森 康裕(気密測定技能者)

パイナルウォールは画期的なスタイルで目隠しや塀をつくりあげることができ、従来の方法では実現できなかった軽量化によって可能性を拡大!
私たちは一貫して「より良い住宅のお手伝い」をモットーに断熱材はもちろん、外構や塀に関わる商品の提案・サポートを行っています。多くの方に『松原産業のパイナルウォール』をご採用頂けるように精進していきますので是非よろしくお願い致します。

パイナルウォールで目隠し塀の制作を検討している
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