造作門柱の魅力とメリットについて
門柱は住宅や建物の正面に設置され、言わば建物の顔とも言える部分です。
昔は、門柱をどっしりと構え、豪華絢爛にする傾向にありましたが、時代の変化とともに進化しています。今回は、この門柱に関することや、門柱に最適な素材のご紹介などを含め、解説していきたいと思います。

【今回の記事のポイント】
✔️造作門柱についてがわかる
✔️造作門柱におすすめの素材がわかる
初稿:2024/7/21
《目次》
・造作門柱とはどんなもの?
・造作門柱のメリットや特徴について
・造作門柱の素材とデザインの選択肢
・造作門柱の施工とメンテナンス
・造作門柱についてのまとめ
造作門柱とはどんなもの?
造作門柱は、エントランスの門に設置される柱のことを指します。
これらは主に、装飾的な役割を持ち、おしゃれに家や建物の外観を引き立てるためや、防犯やプライバシーの保護の観点から用いられます。造作門柱は、木材や金属、タイルやレンガ、コンクリートなどの様々な素材で造作され、デザインやスタイルに合わせてカスタマイズできます。
そして、幅や高さ、形状も自由にオーダーメイドでき、一緒にポストや表札、門灯(照明)などを取り付けることもできます。商品やメーカーにこだわらず、自由に組み合わせることができるというのが、造作門柱の大きなメリットではないでしょうか。

昔は、現在のようにマンションやアパートなどの集合住宅や高層ビルもなく、住宅は一軒家がほとんどでした。そして、敷地も広く、玄関まで距離があったため、門や塀が設けられるのが一般的でした。
また、国や自治体の建物に至っては、時代背景もありますが、重厚な塀や豪華に装飾が施された門に立派な表札など、建物の顔としてとても重要視されていたため、存在感のある造作門柱が多く見られました。今でも大正時代や昭和にかけて建てられた建物には重厚な門柱が設けられている場合が多く、観光地などで目にすることができます。


造作門柱のメリットや特徴について
ここからは、造作門柱のメリットや特徴について解説していきたいと思います。
先ほどお伝えしたように、昔のような重厚で豪華な門柱は、今ではあまり需要がなく、現代の環境や状況に合った形に姿を変え施工されています。姿形を変えてもなお、門柱が必要とされるのには以下のような理由があります。
1:防犯効果が得られる
門柱や塀には、防犯対策の役割があります。
敷地内に侵入者を入れないためや、防犯カメラを設置したり、インターホン、センサーライトを付けることで家のセキュリティーを強化できます。玄関や窓、勝手口までの距離が遠くなればなるほど、防犯効果は高まりますし、防犯カメラやセンサーライトがあることで、不審者が近付きにくい状況をつくることができます。
実際に、門柱や塀があると無いとでは、過去の事件を見ても明らかに、門柱や塀がない建物への侵入が多いです。

2:デザイン性のある外観

デザイン性の高い門柱や外観は、訪問者に対して良い印象を与え、建物全体の価値も高めてくれます。門柱の一番のメリットはこのデザイン性の向上にあるかもしれません。
3:機能性の高さを発揮

全てが門柱に集約することができれば、玄関やエントランス周りもスッキリとさせることができるでしょう。帰宅した際に、郵便受けを見て、宅配ボックスを確認するなど、確認箇所が一つで済むのは、住む人にとってはかなりの利便性がありますし、配達する側にとっても、わかりやすく、とても使い勝手がいいでしょう。
最近は置き配などの方法もあるので、置き配専用の場所を設けてもいいかもしれませんね。
以上のように、造作門柱を設けることで得られるメリットがあります。
使用する素材やデザインによって特徴も異なり、建物に合わせて造作し、設置することで、門柱のメリットを最大限に活かすことができるでしょう。門柱は本来、コンクリートなどでつくられるケースが多いですが、デザイン性を高めたいのであれば、パイナルウォールがおすすめです!
パイナルウォールは、デザイン性のある門柱を手軽に設置することができるだけでなく、発泡スチロールという軽量な材料を元に施工するので、工事の手間も省け、施工性にも優れています。建物を新築する際はもちろんですが、既存の門柱を取り壊し、リフォームする場合や、門柱がない建物に新たに門柱を設けることも可能です。
造作門柱の素材とデザインの選択肢
続いては、造作門柱に使用する素材や、デザインの選択肢についてお話ししていきたいと思います。
冒頭からお伝えしている通り、過去と現在では使用している素材にも大きな差がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

コンクリートやレンガの造作門柱
過去に多く施工され、一般的だったのがレンガの門柱です。
何よりも重厚感があり、威厳さえ感じましたが、レンガは接着部分の乾燥や積み上げなど、つくるのにも完成するのにも時間が掛かる素材です。その分、頑丈で耐久性・耐熱性もあり、戦後の混沌としていた時代には重宝されていました。
しかし、時代と共に需要も減り、代わりにコンクリートの門柱が増えてきました。コンクリートは型枠によって施工されるのでレンガに比べるとある程度の造形は可能です。また、レンガ同様に頑丈でもありますし、グレー色がシンプルでスマートモダンな外観を演出してくれます。

木製門柱
木製の門柱は、自然な風合いと温かみを感じられるのが特徴で、和風やナチュラルテイストのスタイルにはぴったりです。時間と共に風化することで木材独特の風合いが出てきます。木製の門柱には枕木を採用したり、木材の張り方を変えることでデザインをつくることもできますし、草花との相性も良いので、周囲に植木をしたりプランターを置くことで全体的にガーデンのような雰囲気を演出することも可能。

金属製の門柱
金属製の門柱はモダンなデザインや耐久性を求める場合には適しています。
アルミやステンレスなどの素材を使用すれば、錆びにくく、メンテナンスも容易です。一方で、金属製で造作門柱を考える際には他の素材よりもコストが掛かってしまうケースが多く、自身でDIYができるような素材でもないのでデザインの自由度は低いかもしれません。外構のフェンスなどと合わせてアルミ製にすると一体感が出て、スタイリッシュで洗練された外観になるでしょう。

パイナルウォールは次世代型の造作門柱素材として、デザイン性はもちろん、機能性、施工性にも優れています。成形自由な発泡スチロールを採用することで、穴を空けたデザインや湾曲したデザインまで自由度が高く、軽量なため作業時間の短縮にもなりますし、プレカット納品にて簡単手軽に施工が行えるだけでなく、現場での産業廃棄物の廃棄コストの削減にもなります。また、軽量化ができたことで万が一の災害時にも倒壊による二次災害などを防ぐことができます。
そして、仕上げ材も自由に選択できるため、漆喰を使った門柱やレンガ調や木目調のデザインまで幅広いデザインに対応可能!
パイナルウォールを使うことでこんなにも得られるメリットがいっぱいです。施主様にも施工業者様にとっても最適な選択になるのではないでしょうか。ぜひ、この機会にパイナルウォールを使って造作門柱を設置してみてはいかがでしょう。
造作門柱の施工とメンテナンス

造作門柱の施工は、専門の業者に依頼するのがスタンダードです。
設置箇所や使用する素材、デザインによっては施工方法が異なるため、プロの意見を参考にしながら進めていくことが大切です。特に、特殊なデザイン等を希望する際には、工事を行う人の経験値や技術が必要になることもあるので業者選びは吟味する必要があります。
パイナルウォールを採用する場合、特に難しい工事は不要なので、業者の腕に左右されることは考えられにくいですが、それでもやはり、熟練した技術を持つ職人さんは、丁寧かつ細かなところにも気が利きますし、門柱の施工に慣れている業者であれば、しっかりと最後まで施工を完了させてくれるので安心です。

また、造作門柱を長くキレイに維持したいのであればメンテナンスも欠かせません。
使用素材によってメンテナンス方法は異なるので、一概には言えませんが、汚れやゴミを見つけたらキレイに取り除き、水洗いをすることで、汚れが付着してトーンダウンしていた色合いも明るく元の色に戻ります。
ただし、木製門柱の場合、木材の色素が落ちたり、水によって傷んでしまうことも考えられるので、メンテナンスはそれぞれの樹種に合わせて塗装をしなおしたり、保護剤を塗布することがいいかもしれません。その点、パイナルウォールで門柱を施工したならば、手間のかかるメンテナンスなどは不要で、長く楽しめます。
造作門柱についてのまとめ
造作門柱は、家のエントランスを美しくデザインし、防犯効果や機能性を高めるための重要なものです。素材やデザインの選択肢や組み合わせも豊富で、建物のスタイルに合わせた最適な門柱を選び、施工することができます。
ただし、使用する素材によってメンテナンス性も違えば、経年劣化の度合いも異なり、工事に掛かる費用も変わってきます。まずは、門柱に使用できる素材の特徴をよく理解し、工事や費用については専門業者に見積もりを依頼するなどして確認し、その後、自分たちで維持できるかを判断した上で設置しましょう。
パイナルウォールのことや、無料お見積りなどのご依頼であれば、いつでもお気軽にお問合せください。また、設計に合わせたパイナルウォールのオーダーや指定サイズのプレカットなども承っておりますので、エクステリア・工務店・左官屋・設計事務所・造園の皆様は、ぜひこの機会にパイナルウォールの採用をご検討ください。デザイン性を重視しながら、メンテナンス性・施工性にも優れたパイナルウォールであれば、きっと皆さんの希望を叶えられるかもしれません。

監修者からのメッセージ

杉森 康裕(気密測定技能者)
パイナルウォールは画期的なスタイルで目隠しや塀、門柱をつくりあげることができ、従来の方法では実現できなかった軽量化によって、可能性を拡大!
私たちは一貫して「より良い住宅のお手伝い」をモットーに断熱材はもちろん、外構や塀に関わる商品の提案・サポートを行っています。多くの方に『松原産業のパイナルウォール』をご採用頂けるように精進していきますので是非よろしくお願い致します。
パイナルウォールで造作門柱の制作を検討している
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