発泡スチロールを外壁で利用する際のメリット

発泡スチロールを外壁で利用するメリット

「発泡スチロールを外壁で利用するとは?」と疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
今回ご紹介するパイナルフォームは発泡スチロールの特性を活かし外壁用にも採用いただける画期的な商品です。そんなパイナルフォームを使って、外壁を施工した場合、どんなメリットがあるのかを探っていきたいと思います。また、発泡スチロールの外壁と併せて、外構に使えるパイナルウォールについてもご紹介していければと思います。

外壁で採用できるパイナルフォームは、工務店・設計事務所・建設業の皆様におすすめ!
ご質問やご相談はお気軽にお問合せください。

外壁イメージ

【今回の記事のポイント】
✔️外壁で発泡スチロールを利用するメリットがわかる
✔️パイナルフォーム・パイナルウォールについてがわかる

初稿:2024/4/15
更新日:2024/4/22

《目次》
発泡スチロール外壁のメリット
発泡スチロール外壁のデメリット
発泡スチロール外壁の施工方法
外構にはパイナルウォール!
発泡スチロール外壁のまとめ

発泡スチロール外壁のメリット

外壁に発泡スチロールを利用した場合に得られるメリットにはどんなものが挙げられるのでしょうか。
ここからは、外壁に発泡スチロールを採用した際のメリットについて解説していきたいと思います。

1:断熱性能の向上

発泡スチロールが優れた断熱性能を持っているのは皆さまご存知かと思います。
そのため、断熱材としても幅広く利用され、住宅や施設など、多くの建築物に利用されています。
断熱材として使用される発泡スチロールは、建物内部の温度を一定に保つ効果があり、これによって冷暖房費の削減や、快適な居住空間の維持が期待できます。
それと同様に、外壁に発泡スチロールを採用することで、建物全体の断熱性能が上がります

快適空間

2:軽量で施工性が高い

発泡スチロールは軽量でいて、施工時の負担が少なく、工期短縮や施工コストの削減につながります。
また、柔軟性もあり、プレカットなど事前にサイズ調整を行うことで、曲面や複雑な形状にも対応できます。アーチ状や円錐型の外壁でもサイズぴったりに施工することができるのは発泡スチロールだからこそ!自由成形できることでデザインの幅も広がるかもしれません。

3:コスパの高さ

発泡スチロールは他の外壁材に比べ、比較的安価な価格で入手できる場合があります。
また、上記でお伝えしているように施工性が高いことで工賃などを軽減できれば、全体的なコストを抑えることにもなるでしょう。

外観

4:耐久性と機能性に優れている

発泡スチロールは弾力もあり、耐久性があります。
また、腐食やカビの発生がしにくい特性を持っています。
外壁は雨風から建物を保護する役割があり、経年によってヒビ割れなども起こしやすく、割れた箇所から水分が浸透し、腐食などに繋がるケースがほとんどです。しかし、発泡スチロールであれば、長期間の使用に於いても、安定した性能を維持しやすい特性を持っています。

外壁ひび割れ

5:バリエーション豊かに楽しめる

外壁は建物のデザインや雰囲気を演出する部分でもあります。
お好みの色合いや素材感など、こだわりたい方も多いはず。発泡スチロールのパイナルフォームは、最終的に仕上げ材を張りますので、表向きには発泡スチロールを使っているとは判断が付きにくいです。
そのため、好みの仕上げ材を選ぶことで、建物のデザイン性も維持し、バリエーション豊かに楽しむことができます

外壁

以上が外壁に発泡スチロールを採用した際のメリットとなります。
発泡スチロールの外壁としてご利用いただけるパイナルフォームは、他にも色々な場所で採用可能!
軽量なため、住宅への負荷を軽減することもできますし、パイナルフォームは極寒の地でも約40年と断熱性能の低下が見られなかったほど耐久性もあります。

発泡スチロール外壁のデメリット

続いては、発泡スチロール外壁のデメリットについてお話ししていきたいと思います。
デメリットもきちんと理解し、用途や場所を選ぶことで最適な使い方ができます。

1:耐火性の問題

通常、発泡スチロールは燃焼しやすいとされ、注意喚起が必要なケースがございます。
そのため、耐火性を求められる建物の場合は、適切な防火処理や火災対策が必要です。外壁に発泡スチロールを採用する際にも、防火処理された仕上げ材を使うことや、防火シートなどを重ねて層をつくり、耐火性を高める工夫が必要です。

2:劣化に関する注意点

一般的な発泡スチロールは長期間の紫外線や気候の影響を直接受けると劣化しやすくなります
そのため、露出した状態での使用は避ける必要があります。
また、適切な防水処理や外壁の保護処置をきちんと行うことで、長期的な維持が可能となります。

防水コーキング

以上が大きなデメリットとされています。
デメリットはあるものの、きちんと対処・強化することで外壁にも発泡スチロールを利用できるようになります。

工務店・設計事務所・建設業の皆様でパイナルフォームをご検討のお客様で、ご質問などがございましたらお気軽にお問合せくださいませ。

発泡スチロール外壁の施工方法

発泡スチロール外壁の施工は、下地から順番に必要素材を壁に貼り付ける方法が一般的です。
断熱材としての効果も最大限に引き出せるよう、施工前には適切な下地処理や厚みなども検証しながら進めるのがいいでしょう。施工自体は簡易的ですので、専門の知識を持つ施工業者の皆様であれば容易に施工することができるかと思います。

また、発泡スチロールのパイナルフォームは、事前に工場でプレカットした状態で現場へ納品するため、工期短縮にもなります。その他の外壁材と比較してみても、早ければ1日〜数日で工事が完了することも珍しくありません。

外壁工事

また、パイナルフォームの仕上げ材は漆喰などでも施工が可能!
サイディングのように重くない上に、軽さや衝撃を吸収するため、割れにくく長持ちに繋がります。

今回ご紹介した外壁だけではなく、内壁や屋根など幅広い箇所で採用できるので、設計事務所様や工務店様をはじめとする業者様に好評をいただいております。パイナルフォームが気になるという方は、まずは簡単無料お見積もりにてお問合せください。
もし、実際にご覧になりたいという方や、参考資料をお求めの方には、カタログなども同封し郵送いたしますのでお気軽にお問合せください。

外構にはパイナルウォール!

冒頭でお伝えした通り、続いては外構におすすめなパイナルウォールについて簡単にご説明していきたいと思います。パイナルウォールもパイナルフォーム同様に、発泡スチロールでつくられた商品になります。原料などはほぼ同じなので、性能についてもパイナルフォームと同じような性能をご期待いただけます。

パイナルウォールは主に、外構の塀や門柱などに使用する目的でつくられています。従来の外構はブロック塀やコンクリート塀などが多く、重厚感はありましたが、その重さゆえ、高さ制限が掛かってしまいます。また、圧迫感を感じるという声や、施工に時間がかかるといった背景からか、最近では外構に塀を設けないスタイルも多いです。

塀のない家

しかし、パイナルウォールであれば、使用する材料が発泡スチロールですから軽量化が望め高さ制限のない塀を設置することも可能になります。また、ブロック塀やコンクリート塀のように乾燥に時間を要することもなくスピード施工が実現。これにより工賃などの施工費を抑えることにも繋がり、手軽に塀を設置できるようになります。

そして外壁同様に、仕上げ材をお好みのものにすることでデザイン性も高まり外観に一体感を演出することもできます。パイナルウォールを施工いただいた事例を見てみると、外見からは発泡スチロールだとはわからないほど、素敵な雰囲気になっています。

パイナルウォール施工事例

他にも、パイナルウォールを塀に採用するメリットは、安全性です。
地震などの災害が起きた際に、発泡スチロールであれば軽量なため二次災害を抑制することができます。ニュースなどでも倒壊したブロック塀によって怪我を負ったという話を耳にしたことがありますが、パイナルウォールであればそういった心配も軽減されることでしょう。

このように、今や発泡スチロールは幅広い使い方で、各方面で重宝されています。
住宅周りの塀だけでなく、お庭のアクセントウォールや門柱にも使えることでデザインの幅も広がりますし、色々な楽しみ方ができます。エクステリア・外構・左官業者、工務店、設計事務所の皆さまで、発泡スチロールを使った塀にご興味がある方は、まずは簡単無料お見積もりにて概算見積もりをご確認してみてはいかがでしょうか?
その他、パイナルウォールに関するご相談やお問い合わせもお待ちしております。

発泡スチロール外壁・塀のまとめ

ここまで、発泡スチロールの外壁や塀についてお話ししてきました。
どんなものにもメリット・デメリットがあり、双方を理解した上で、最適なものを選択することが重要です。

今回ご紹介したパイナルフォームパイナルウォール一番の特徴は軽量化です。
重厚な外壁や塀を軽量化することで建物への負担や災害時の危険性を軽減することができます。また、自由成形が可能なため、サイズや形に捉われず施工ができ、施工性も高めてくれます。

工務店様設計事務所様など関係各社の皆様は、ぜひこの機会にパイナルフォーム・パイナルウォールの採用を検討してみてはいかがでしょうか。オーダーや指定サイズのプレカットに関してもお気軽にご相談くださいませ。

監修者からのメッセージ

監修者情報

杉森 康裕(気密測定技能者)

断熱材は建物の性能の「柱」となる重要なポジションを担っています。そして、画期的なスタイルで外壁や外構・塀をつくりあげることができ、従来の商品では実現できなかった軽量化によって、可能性も拡大!
私たちは一貫して「より良い住宅のお手伝い」をモットーに断熱はもちろん、気密や工法に関わる商品の提案・サポートを行っています。多くの方に『松原産業のパイナルフォーム』をご採用頂けるように精進していきますので是非よろしくお願い致します。

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