ブロック塀と発泡スチロール塀はどちらが安全?倒壊リスクと重量差を専門家が比較
「新しく塀を作るなら、やっぱりブロック塀が安心なのでは」
「発泡スチロールでできた塀なんて、強度が心配で選びにくい」
塀の建て替えやリフォームを検討するとき、多くの方がこうした不安を口にします。
特に地震や台風のニュースを見るたびに、「倒れない塀」を選びたいという思いは強くなるものです。
問題は、ブロック塀が「昔からある工法だから安全」というイメージが先行し、実際の倒壊リスクや重量が持つ危険性が十分に知られていない点にあります。
一方で発泡スチロール塀は名前の印象だけで「軽い=弱い」と誤解されがちですが、実際の安全性は重量や構造メカニズムを比較して初めて正しく判断できます。
この記事では、外構・エクステリアの専門家として数多くの塀の施工・改修に携わってきた立場から、ブロック塀と発泡スチロール塀(EPS塀)「パイナルウォール」の安全性を、倒壊リスクと重量差という具体的な指標で比較します。
【今回の記事のポイント】
✔️ブロック塀と発泡スチロール塀、それぞれの倒壊リスクの実態がわかる
✔️重量差が安全性にどう影響するか、数値で理解できる
✔️安全性を軸にした塀選びの判断基準がわかる
初稿:2026/8/21
《目次》
・ブロック塀の倒壊リスクはどこにあるのか
・重量差が生み出す発泡スチロール塀の安全性
・安全性を踏まえた塀選びの判断基準
・まとめ|安全性で塀を選ぶなら重量とリスク構造を見る
パイナルウォールのデータや
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ブロック塀の倒壊リスクはどこにあるのか
ブロック塀の安全性を語るうえで欠かせないのが、その重量と構造にあります。
コンクリートブロックを積み上げて造るブロック塀は、1平方メートルあたり約150〜250kgという重さを持ち、内部の鉄筋と基礎によって強度を保つ構造です。
しかし、この構造には弱点があります。
鉄筋やモルタルの経年劣化は外側から見えにくく、「見た目は問題なさそうでも実は危険」というケースが専門家の間でも多く報告されています。
実際、2018年の大阪北部地震では、建築基準法の基準を満たしていないブロック塀の倒壊によって死傷者が出る事故が発生し、全国的な安全点検のきっかけとなりました。
▶︎重量が引き起こす倒壊時の被害の大きさ
ブロック塀が倒壊した場合、被害の大きさを左右するのは何よりも「重量」です。
高さ1.5〜2mのブロック塀が倒れると、150〜250kg/m²もの質量が一気に地面や通行人にかかります。
この重さは、人体にとって致命的な衝撃となるだけでなく、隣接する車両や建物にも被害を及ぼす可能性があります。
内部鉄筋の腐食:雨水が目地から浸透し鉄筋が錆びて膨張、ブロックを内側から割る「爆裂」が進行
基礎の劣化:地盤変動や排水不良で基礎コンクリートが弱くなり、支持力が低下
控え壁の不足:高さ1.2m超の塀は3.4m以内ごとに控え壁が必要だが、未設置の既存塀も多い
「うちの塀にひびが入っているけど、まだ大丈夫だと思っていた」
こうした油断が事故につながるケースは少なくありません。
▶︎既存不適格のブロック塀が抱える構造的な問題
1981年の建築基準法改正以前に建てられた塀の中には、現行の耐震基準を満たしていない「既存不適格」の塀が全国に多数残っています。
国土交通省や各自治体の点検ガイドラインでは、高さ・ひび割れ・傾き・控え壁・基礎の根入れ・鉄筋間隔といった項目を確認するよう推奨されていますが、これらの基準を1つでも満たさない塀は倒壊リスクが特に高いとされます。
施工実績から見ても、点検で指摘を受けてから慌てて相談に来られる方が多いのが実情です。
重量差が生み出す発泡スチロール塀の安全性
ブロック塀の倒壊リスクの根本原因が「重量」にあるとすれば、その重量を大幅に減らすことが最も直接的な安全対策になります。
ここで注目したいのが、発泡スチロール(EPS)を芯材にした軽量塀「パイナルウォール」です。
パイナルウォールの重量は約15〜25kg/m²と、ブロック塀の約1/10に抑えられています。
同じ高さ・面積の塀であっても、倒壊時にかかる衝撃はおおむね重量に比例するため、万が一倒れた場合でも被害を大幅に低減できるのが最大の特徴です。
数値で見るブロック塀との安全性比較
具体的な比較データを表にまとめました。
| 比較項目 | ブロック塀 | パイナルウォール |
|---|---|---|
| 重量(1㎡あたり) | 約150〜250kg | 約15〜25kg(10分の1) |
| 倒壊時の衝撃 | 非常に大きい | 大幅に小さい |
| 控え壁 | 高さ1.2m超で必要 | 原則不要 |
| 地震・台風への挙動 | 硬直したまま揺れに追従できず倒壊 | 外力を分散・吸収してしなやかに対応 |
| 基礎規模 | 大型基礎が必要 | 簡易基礎で対応可能 |
このように、重量だけでなく揺れ方のメカニズムそのものが異なる点も重要です。
ブロック塀は硬く重い構造ゆえに、地震の揺れや強風にそのまま耐えようとして限界を超えると一気に倒壊します。
一方EPS素材は柔軟性があり、外力を受け流しながら変形することで倒壊そのものを起こしにくい特性を持っています。
台風・強風時に問われる耐風圧性能
地震だけでなく、台風による強風もブロック塀の倒壊要因のひとつです。
控え壁のないブロック塀や老朽化した塀は、突風による横からの圧力に耐えきれず倒壊する事例が各地で報告されています。
パイナルウォールは軽量でありながら芯材と表面材を一体化させた構造で耐風圧性能を確保しており、台風の多い地域の施設でも採用実績があります。
「軽いと風で飛ばされないか」と心配される方も多いのですが、内部の芯材構造と適切な基礎固定によって、必要な耐風圧性能を確保する設計になっています。
パイナルウォールの特性を
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安全性を踏まえた塀選びの判断基準
倒壊リスクと重量差を比較すると、安全性という観点だけで見れば発泡スチロール塀に明確な優位性があることがわかります。
ただし、実際に塀を選ぶ際には、安全性以外の要素も含めて総合的に判断することが大切です。
設置場所のリスクレベルで優先度を判断する
通学路や駐車場、隣家との境界など、人や車両の往来が多い場所ほど倒壊時のリスクは高くなります。
こうした場所では、重量が軽く倒壊時の被害を抑えられるパイナルウォールを優先的に検討する価値があります。
逆に人の往来が少ない敷地でも、老朽化したブロック塀を放置すれば管理者としての責任問題に発展しかねません。
民法第717条では、工作物の設置・保存に瑕疵があり他人に損害を与えた場合、占有者や所有者が賠償責任を負うと定められています。
「知らなかった」では済まされない場面もあるため、法人オーナーや施設管理者は特に注意が必要です。
手遅れになる前に、まずは一度既存の塀の状態を確認してみましょう。
デザイン性とコストも安全性とあわせて検討する
安全性が高くても見た目や費用が見合わなければ選びにくいのが実情です。
パイナルウォールはコンクリート調・タイル調・石目調など多彩な仕上げに対応でき、デザイン性でブロック塀に劣ることはありません。
またトータルコストの面でも、重量が軽いことで基礎工事が簡略化でき、施工期間もブロック塀の1〜2週間に対し最短1〜2日と大幅に短縮できます。
施工実績から見ても、解体・建て替え時に発生する廃材が少なく、処分費用も抑えられる傾向にあります。
▶︎人通りの多い場所:倒壊時の被害を最小化できる軽量塀を優先
▶︎老朽化した既存塀:既存不適格の可能性を点検し、必要なら建て替えを検討
▶︎デザイン・コスト重視:仕上げの選択肢とトータルコストで比較検討
安全性・デザイン性・コストのバランスを踏まえた上で、専門家に現地の状況を確認してもらうのが最も確実な判断方法です。
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まとめ|安全性で塀を選ぶなら重量とリスク構造を見る
ブロック塀と発泡スチロール塀の安全性を比較すると、最大の違いは「重量」にあることがわかります。
ブロック塀は約150〜250kg/m²という重さゆえに、経年劣化や地震・台風時の倒壊被害が大きくなりやすく、既存不適格の塀は特にリスクが高い構造です。
一方、パイナルウォールはブロック塀の約1/10という軽さに加え、外力を分散・吸収する素材特性によって、地震や強風に対してもしなやかに対応できます。
安全性だけでなく、施工期間の短さやデザインの自由度、トータルコストの面でもパイナルウォールには明確な優位性があります。
「今の塀がどのくらい危険なのか知りたい」
「建て替えるならどちらが安心か具体的に比較してほしい」
そんなことを思った方は、まずは施工業者様に連絡し、現地調査を行なってもらうのがおすすめです!
塀の安全性は、見た目の印象だけで判断できるものではありません。
重量や構造メカニズムという客観的な指標をもとに、ご自身の敷地に合った最適な選択をしていただければと思います。
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パイナルウォールに関して質問がある方は、過去にあった「よくある質問」を参考にご覧ください。
注文や納期、配送などに関わることから、パイナルウォールの性質に至るまで、多くのご質問が寄せられています。
また、初めての方向けに、購入のガイドや詳細については「ご購入ガイド」をご参照ください。
実際にパイナルウォールをお手元で確認したいという方には、「無料のサンプル資料請求」もご用意しておりますので、こちらもご活用ください。
その他、商品のサイズや支払い、発送などのサービスに関する連絡・お問合せにつきましては、担当スタッフが丁寧に対応いたしますので、お気軽にご相談くださいませ。
監修者からのメッセージ
杉森 康裕(気密測定技能者)
パイナルウォールは画期的なスタイルで塀だけでなく、目隠しや門柱をつくりあげることができ、従来の方法では実現できなかった軽量化によって、可能性を拡大!
私たちは一貫して「より良い住宅のお手伝い」をモットーに断熱材はもちろん、外構や塀に関わる商品の提案・サポートを行っています。多くの方に『松原産業のパイナルウォール』をご採用頂けるように精進していきますので是非よろしくお願い致します。
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