RC造・S造住宅の断熱材について ~ESP建材を使用~

RC・S造の壁断熱 ~EPS断熱材~

前回に引き続き、今回もRC・S造住宅のEPS断熱材を使用した壁断熱についてご紹介していきます。RC造・S造の住宅については前回のコラムでお話しているので、知りたい方はこちらから見てみてください。

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さて、今回はEPS断熱材を使用した壁断熱についてですが、こちらも屋根同様、構造や工法によってEPS断熱材の大きさや厚さ、幅などは変わってきます。それぞれの建物に合わせて、必要なEPS断熱材を用意します。

壁断熱で言うと、外張り断熱や充填断熱などの工法があります。どんな工法でも適応できるEPS断熱材。建材の軽さもあり、切断も簡単に行えることで現場でも負担が少なく、職人さんたちからも好評をいただいています。

壁断熱_外張り断熱

鉄骨造の壁用断熱材について

壁断熱の充填工法

柱や梁の間に隙間なく詰める充填断熱材。溝形鋼(Cチャンネル)の溝部分に入る厚みのEPS断熱材を使用していきます。間仕切り壁を立てた後に、そこへEPS断熱材を差し込みます。

部屋ごとの冷暖房効率を高めるためには、外壁だけでなく間仕切りも断熱することが望ましい。間仕切りすることで効果が上がり、快適な空間がつくれます。また、間仕切りにも断熱材を入れることで断熱と同時に防音効果にも繋がりますから、会議室等で使用するお部屋にはいいかもしれませんね!

ちなみに溝形鋼(Cチャンネル)とは構造用材として多く使用される鋼材で、断面がコの字型になっていることで、それがアルファベットのCに見えることでCチャンネルと呼ばれます。Cチャンネル以外にも同じように断面がアルファベットのHに見えることからH形鋼や、アングル(等辺山形鋼)と言って断面がL字に近い鋼材は山形鋼と言われます。他にもアイビーム(I形鋼)やフラットバー(平鋼)などもあります。

充填工法_間仕切り

壁断熱の外断熱工法(外張り断熱)

いわゆる、外張り断熱(外断熱)は建物の外側から住宅を覆うように施工するので、結露やカビの発生がしにくく、家全体を断熱材でコーティングするような形になります。そのため、気密性も高まり、省エネ対策にも繋がります。これにより、快適な住環境づくりに役立つ工法です。

EPS断熱材を使用する場合、施工が簡単になるので、従来では必要だった職人さんの技術や経験といったものがなくても施工できることで工賃や工期についても安く短く済む場合があります。

また、外張り断熱の性能の良いところは他の断熱工法に比べてリフォームやリノベーションをする際に有利だということです。と言うのも、先ほどもお話したように外から覆う形での工法になるので、中古物件を購入して断熱が乏しい場合にも、外からすっぽり覆ってしまうことで簡単に出来ますし、取り外しに関しても外部分だけで済むので住宅内の変化はなく生活できます。

外張り断熱_工法

型枠兼用断熱材について

型枠兼用断熱材

合板に変わる、軽量で施工性の良い型枠材。型枠材とは、液状材料を固形化させる際に、所定の形状になるよう枠組みを組む部材になります。コンクリートを成形する際に用いられることが多く、砂や発泡スチロールなどにも利用されます。

型枠材は木材を使用しないので、森林資源の節約に役立つばかりではなく、施工後の省エネにも貢献します。強化シートや釘打ち可能な補強材を組み込んだものや、スラブや蓄熱槽、スリーブ用に特化した製品などもあります。

昔は今のように技術も材料も進歩していませんでしたから、型枠も木材を使用することがありました。しかし、使用後に色々な材料が付着してしまうため、使用後は破棄せざるを得ません。すぐに破棄したり、再利用が難しいものに大切な資源を使用していると森林がどんどん減少してしまうことから、鉄製品を使用するように移行してきました。

それに伴い、断熱材も進化を遂げ、型枠と兼用の断熱材が登場したわけです!当初は画期的な製品だったことでしょう!ふたつのことを同時にひとつの素材で出来るのは現場としても工期短縮に繋がりますし、様々な手間が減り、生産性が高まります。

型枠兼用断熱材

蓄熱槽用型枠兼用断熱材

ベニヤ合板のせき板替わりに使用するので工期短縮、及び、省人化が可能。背面からの侵入水対策には導水パネルと導水床パネルの使用により湧水処理にも優れます。

せき板とは、コンクリートの形をつくる板のことを言います。先ほど同様、型枠兼用の断熱材ということですね。蓄熱槽とは、ヒートポンプとも言われ、熱の生産と消費を時間的にずらすことが出来るようになるシステムになります。例えば、夜間に熱源機を運転し、熱を貯めておくことで、昼間にその貯めた熱を利用して空調の冷暖房を運転させることが可能になります。

これはとてもエコロジーで生産性の高いシステムですよね!大きい建物、マンションやビルなどに多く利用されますが、最近では住宅でもこの蓄熱槽を完備しているところもあります。

蓄熱暖房機

豆知識 ~内装の壁の種類~

快適でおしゃれな空間をつくるために大きな要素となるのが内装の壁材です。インテリアの印象を大きく決める他、生活をする上で機能面や快適さも考える必要がありますよね!新築の場合はもちろんですが、中古物件や、既に経年住んでいる住宅でもDIYやプチリフォームとして変えることも可能で人気があります。

では、内装の壁材にはどんな種類があるのか?一般的にはクロスと言われる壁紙が多いですが、最近では素材にこだわった壁材も増えてきて人気があります。デザイン性だけでなく、その空間の特徴に合わせて使い分けることで、より快適な生活をおくることが出来るでしょう。

 

  • クロス(壁紙)

これは先ほどもお話した通り、最近では一般的で一番多く選ばれる壁材ではないでしょうか?クロスはとてもバリエーションが多く、色や質感も豊富にあることで選ぶ楽しさや、個性を出すには持って来いの壁材でしょう。

クロスの中でも実は種類が分かれていて、ビニールクロスに紙クロス、織物クロスなどがあります。ビニールクロスは主に塩化ビニール樹脂を使用したシートや紙などを使用します。最も普及しているタイプで施工もしやすく耐久性にも特化しています。価格も安い上に、色やデザインも多彩ですが、結露しやすく剥がれやすいといったデメリットもあります。

紙クロスは、パルプ洋紙を使用してプリントやエンボス加工したものになります。欧米ではポピュラーで日本では輸入住宅でよく使用されます。日本の和紙やケナフ原料のクロスなどもあり、紙特有の風合いが魅力です。価格は少し高価になり、繊細なところもあるので施工時には注意が必要です。あまり強く擦ってしまうと質感や剥がれの原因になります。

織物クロスは合成繊維で織ったクロスのことで、温かみのあるデザインや風合いが特徴です。通気性や調湿性にも優れており、日本家屋や和風の住宅にはとても良く合うでしょう。こちらも値段は少し高価で埃を吸いやすい特徴があるので、こまめなお掃除が必要となります。

  • 塗り壁

古くから利用されている塗り壁は日本の気候や風土からできた壁材です。多湿の日本においては調湿性が求められていたので、そういったところに優れています。塗り壁は字の通り、材料を塗っていきますから、クロスのような継ぎ目はなく、色々な印象を与えることができます。ただ、職人技になるので施工費が高く、汚れが落ちにくいといった難点もあります。

塗り壁で代表的なのは漆喰です。漆喰は日本独自の塗り壁で、耐久性や耐火性、調湿性に優れています。基本的な色味は白ですが、顔料や使う素材によって色の変化は可能です。

続いて珪藻土。少し前にバスマットとして流行りましたよね?通気性がとても良く、調湿性に優れているので夏は涼しく、冬は温かく過ごせます。

この他にもプラスターと言って鉱物と水を混ぜた西洋漆喰と呼ばれるものや、土を利用して、土そのものの素材を活かした壁をつくることも出来ます。数奇屋建築や茶室などではよく使われます。

  • タイル

タイルは屋外でも使用されるように耐久性に優れています。また、耐火性、耐水性にも優れていることで水回りやキッチンなどで利用されることが多いです。艶のある表面は汚れもつきにくく、拭き取るだけで落とせます。

タイルは一つのタイルを幾通りも合わせて施工するので、色味やデザインを好きなように楽しむことができます。その分、費用や手間がかかってしまいますが、DIYとして子供と楽しむこともできます。そのため、ちょっとした部分に少しアクセントを入れたい場合なんかにもうってつけです。

  • 木質系

木質系とはちょっと総称になってしまいますが、要は木材を利用した壁になります。最近はナチュラルでカジュアルな住宅が増え、木材の使用率も上がりました。無垢材や化粧合板など種類も様々で、木の種類によっても色味や特徴が違い、それぞれ同じ表情がないのもおすすめです。

木材は単調なインテリアや内装のアクセントにもなりますし、少しでもあると自然や温かみを感じることができ人気があります。木の種類によってヒーリング効果や調湿効果も望めますし、雰囲気づくりにもかなり役立ちます。

 

以上が大まかな内装の壁材の種類になります。

どれも特徴や性質、色合いなどが違うので選ぶ際には悩みますよね…。後は好みにもよりますから、理想の住宅像を考えつつ、一番合ったものをチョイスして、生活にも気持ちにも快適な内装に仕上げてください。

内装_壁材_豆知識

RC・S造住宅の壁断熱のまとめ

豆知識でちょっと話が反れてしまいましたが、壁断熱の工法は主に充填工法と外張り工法に分かれていて、その中でも、室内の間仕切りにも断熱材を利用することで、効果的な断熱が可能にいなります。

また、RC・S造住宅の場合は、決まった鉄骨造があるのでそれに合わせてサイズや幅をカットしていかなくてはいけないのでEPS建材が向いていることがよく理解できます。また、型枠と兼用できることで現場の効率も上がり、生産性も上がり、加えて省エネになるのはとても画期的ですよね!

大きなデパートや、タワーマンションなどが増えたことで、RC・S造の需要も高まり、断熱材も進化を遂げたわけです。そして何よりも、昔に比べ施工が簡易的になったことや、それによって工期短縮になることで各方面での仕事の生産性が上がったのは間違いないでしょう。

EPS建材は有能で、使い勝手が良く、機能性にも優れている、正に最高の断熱材なのかもしれません。皆さんも一度、EPS建材の良さを実感してみませんか?

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