断熱化とは?住宅の快適さを徹底解明|気密 メリット・デメリット

断熱化とは?住宅の快適を解明!

昨今の住宅には断熱という機能はとても大切な役割をしています。「夏は涼しく、冬は暖かい」という家を実現するためには断熱化が必要不可欠です。ただ、この事実をまだよく理解できていない方もいらっしゃると思うので、住宅にとって断熱がどのような意味を成すのか?徹底解明・解説し、断熱化のポイントも含めて紹介していきたいと思います。

家の断熱化

【今回の記事のポイント】
✓断熱化と快適な暮らしの関係がわかる。

更新日:2023/12/25
初稿:2021/4/9

《目次》
断熱で省エネや温暖化対策も
住宅の断熱化を図って快適
断熱化のポイントとは?
断熱化で得られる効果
住宅の断熱化ついてまとめ

今お話した通り、断熱をすることで「夏は涼しく、冬は暖かい」住まいを手に入れることが出来ます。快適に過ごせる住宅にはきちんと断熱が施されています
会社や工務店によって推奨する断熱材の材料や、構造によって工法も異なりますので、事前に比べ、自分たちの考え方に適しているものを選ぶのが良いでしょう。また、断熱によって外気からの影響を緩和することが可能となりエネルギー消費の改善にも繋がります

ここで一つ、イメージしていただきたいのが昔の古い住宅です。
昔の住宅はあまり断熱化が進んでいなく、熱が遮断されにくく、外気の影響をそのまま受けていました。そのため、古い木造 住宅は冬場になると寒いというイメージは未だに取り払われておりません。

窓_結露

室内では暖房を強めにしても、空気が暖かくなりにくい上に、気密性も低いので温めた空気も逃げてしまいます

また、お風呂場はタイル張りのところも多く、凍えるような寒さで、湿気によって結露しやすくカビの発生にも繋がります

特に、築年数が古い住宅には、昔から住んでいるという高齢者の方が多いです。高齢者がこのような環境化にいて生活をすることは健康関連でも注意が必要になります。
ヒートショックなんかは急激な温度 差で起こりお風呂場で発生することが多いです。お風呂場の寒さと熱いお湯でヒートショック現象の原因をつくり、健康面や安全 性で問題視されるケースも少なくありません。
断熱_ヒートショック

ヒートショックなどを起こさないためにも、断熱材のリフォームなどをして備えていただければと思います。断熱は熱が遮断されることで外の気温が低くても家の中は温かく、外の気温が高くても、家の中は涼しいといった快適環境を与えてくれます。

住む人が快適な暮らしを送れるようにするために、断熱というのは大切なツールの一つになります。断熱材の専門店として、皆様にもっと断熱の重要性を理解していただきたいので、これから家を建てる方やリフォームをお考えの方、気になることやお問合せやご相談がございましたらお気軽にご連絡ください。
また、無料のカタログやサンプルなどもご用意しておりますので、是非、ご覧になってみてください。

断熱で省エネや温暖化対策も

住宅の断熱化は節電・省エネ・温暖化対策にも繋がっています。
家庭から出る二酸化炭素の発生要因の一番は電気だそうです。続いてガソリンなどが挙げられますが、最も電気を使用するエアコンの消費率はかなりの割合を占めています。

エアコンをなるべく使用しないことで二酸化炭素の発生も抑えることが出来るということになります。でも、夏場や冬場といった気温が変化する場合には使用せざるを得ないですよね…。しかし、換気システムの導入や断熱をきちんと施工されている住宅では通年のエアコンの稼働率もかなり変わってきます。

断熱_エアコン

更に、エアコンなどの使用を抑えることが出来ると節電にも繋がり、光熱費などの料金コストも抑えることが出来ます。他にも冷蔵庫など24時間稼働している電化製品などもありますが、冷蔵庫で節電を考えてしまうと食べ物などにも影響が出るので中々難しいと思います。エアコンであれば温度調節だけでも節電・省エネにも繋がりますし、室内の温度が適温であれば、そもそも付ける必要もありません。

必要以上の稼働をしないことで節電・省エネ・温暖化対策に繋がります。日々の光熱費などのランニングコストが抑えられるのは住む方にとっても環境にとっても嬉しいことです。そのためには、住宅の断熱化がしっかりされていることが重要となりますから、これから新築を検討中の方や、リフォームやリノベーションを検討されている方にはおすすめです。

住宅の断熱化

住宅の断熱化を図って快適

これからの住宅は断熱化がマストになってきます。既に、断熱材を用いていない住宅はほぼありませんが、より効率良く、断熱性能に優れた住宅が求められています。断熱化が効率よく性能が優れた住宅をつくるには断熱材によって熱を逃がさず熱を入れない住宅をつくる必要があります。

熱は室内や建物内部を移動します。冬は温かいところから寒い方へ逃げ、夏は涼しいところへ入ってこようとします。また、断熱化がなっていない住宅では保温するような効果や性能がなく、冷暖房を切って時間が経つと元の状態に戻るのが早いです。これは熱が移動した証拠となります。

空気をコントロール

そのため、断熱化を図り、熱の逃げ場をなくすよう気密を高めることで熱の移動をなくし、空気をコントロールすることで室内を少ないエネルギーで快適な空間へと導きます。断熱性能・耐久性などに優れた断熱材や、家の隙間をなくすように施工することで最良の断熱化住宅となります。

高性能な基準を満たした「ZEH住宅」や「HEAT20」なんかも最近よく耳にするワードです。それぞれに設定された非常に高い基準を満たすことで、高性能住宅と認定され、環境配慮型の住宅として国としても推奨し、普及を目指しています。

弊社で取り扱っている断熱材のパイナルフォームは優良断熱材として品質や評価が高く、人気のボード状の断熱材になります。悪条件の環境化においても断熱性能が数十年と維持できることが証明されているので、安心して長く使用することができます。【無料サンプル】もご用意しておりますので是非、ご参考にしていただければと思います。

断熱化のポイントとは?

◆ 家全体を断熱する

まずは、住宅全体を断熱する必要があります。屋根や天井、壁に床、基礎に至るまで断熱材を施すことで性能は各段に違います。先ほどもお話した通り、熱は色んなところを通って室内へ入り込んだり、室内から逃げたりします。壁断熱がされていても天井や屋根に断熱が施されていないと熱は上へと逃げていき、室温が一向に温かくなりません。

断熱材の素材はメーカーや工法がそれぞれにありますが、出来るだけ家全体を覆うように断熱材を施工することが必要です。中古物件であっても、築年数が古い住宅であっても【外張り断熱工法】であれば断熱材をリフォームすることが可能となります。詳しく知りたい方は別の記事に掲載しているので参考にしてみてください。

断熱化_外張り断熱

◆ 開口部の断熱化

開口部といいうのは窓やドアといった開け閉めが行われる部分のことを言います。開口部はその開け閉めも含め、家全体よりも数倍近く熱を通し移動させます。せっかく住宅を断熱したとしても開口部によって適度な温度が保てないことになってしまいます。

窓_開口部
開口部の断熱化にもいくつかの方法がありますが、一般的には窓のサッシを二重にしたり、玄関に風除室を配置したりする方が多いです。今では断熱仕様のドアも販売されています。
通常であれば耐久性の問題などから金属製のドアが多いですが、金属は熱を通しやすい性質にあります。ドアも開口部として考え、断熱仕様にすることで効果は高まります

◆ 開口部の遮熱

断熱とはまた違いますが、住宅の外側で遮熱をするのも効果的です。
理由は熱は日光などの光からも発生するからです。光はやがて熱に変化します。光が熱に変化した際には同じように移動します。ここで厄介なのが透明なガラス窓などです。透明であるが故に光をそのまま通し、通った先で熱に変化します。窓から差し込んだ日差しが室内で熱に変化し、そこから移動を始めるのです。
なので室内に光がなるべく差し込まないようにするのがベストですが、日光は人間の身体や生活においても大切な存在です。

シェード

そのため、遮熱シートを窓の外側に貼ったり、夏の暑い日にはシェードなどを利用して日光の入りを防ぐことで冷暖房機器の稼働も抑えることが出来ます。

遮熱で大切なのは「外側で行う」ということです!光が室内で熱に変化する前に外側で遮ることが必要となります。よく混合されやすいですが、外断熱とはまた別の話になります。

隙間なく、全体を断熱できる断熱材として【パイナルフォーム商品】は最適です。どんな隙間にも合わせてカットできることや、長期安定型耐久性耐水性にも優れています。また、ボード状で軽量なことで家への負担も少なく安心して使うことができます。

幅広い分野においても優れた才能を活かしているEPS材のパイナルフォーム優良断熱材として需要も伸びています。まずは【無料サンプル】で実感してみてください。またお問合せなどもございましたらお気軽にご連絡ください。

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断熱化で得られる効果

今までお伝えしてきたように住宅の断熱化を図ることで得られる効果は沢山あります。

  • 冷暖房機器の使用を抑えることで節電、光熱費の抑制
  • 消費エネルギーを抑えることが出来るので省エネ効果
  • 節電、省エネによる温暖化対策
  • 快適な室内空間の確保
  • ヒートショックなどの要因防止

などなど、他にも住む人だけではなく、住宅にとってもメリットがある断熱化は採用するべきというより採用せざるを得ないものとして変化してきています。
しかし、使用する断熱材や工法によっては最大限の役割を発揮できない場合もあるので注意が必要です。例えば、外張り断熱には繊維 系の断熱材は使用できませんし、建築 法によって決められた厚さなどもあるので気を付けなければなりません。

それこそ、新築当初は効果的だった断熱化も経年によって段々と性能が落ちていくのはよく聞く話です。そうならないためにも、住宅に適した断熱材を選択し正しい工法で施工することも断熱化においては重要なポイントでもあります。

断熱化_断熱材と工法

住宅の断熱化ついてまとめ

ここまでお伝えしてきた通り、住宅の断熱化はとても重要なことになります。しかし、間違った知識や使い方をすると断熱性能は思った以上の効果を成しません。それぞれの土地や住環境、断熱材の種類や工法などを正しく見極めることで効果的な断熱化が計れます。

素人の方では、中々興味が向くカテゴリーではないものの、今後長く住み続ける住宅や住む人にとっては目を背けることの出来ない部分です。新築でも中古でも自宅を購入して住むのであれば、快適な暮らしを手に入れるために多少なりとも知識を付けて選択していくことをおすすめいたします。

既に完成している建売住宅や、マンション・アパートにおいても建物の断熱化を知って入居するのと、知らないで入居するのでは後々に大きく影響してきます。また、知ることで今後の対処法や対策なども考えることが出来るので知っていて損はないでしょう。

住宅街

住宅の断熱化を図る上で大切な断熱材の素材もそれぞれに特徴があり、異なります。従来の住宅で多くを占めているグラスウールは耐水性・耐久性に弱い反面、価格が手ごろなこと。逆にロックウールなどの天然素材系は価格が高価になります。
また、弊社で取り扱っているパイナルフォームなどのEPS材長期安定型で、他の断熱材と比べて見ても非常に高い耐水性耐久性を持っています

それぞれの特徴や性質をふまえて、長い目で見て考えることが大切
数年後に断熱性能が低下し、光熱費などのランニングコストが上がったり、ひどい場合にはリフォームをしなければならないケースもあります。そういったところも含め、色んな側面から検討・考慮をして断熱材を選ぶことで後悔のない家づくりや快適な暮らしに繋がります。まずは【無料サンプル】で断熱材パイナルフォームのことを知っていきませんか?お問合せなども常時受け付けておりますのでお気軽にご連絡ください。

コラム監修者からのメッセージ

監修者

堀 清憲(気密測定技能者)
しっかり断熱をすることで、省エネ効果の高い住宅になることは容易に想像できますが、もう1つ大きなメリットがあります。断熱性能の低い家に住んでいる場合と高断熱住宅に住んでいる場合とでは、健康に対する弊害が生じる可能性も異なります。断熱は家の基本性能。皆さんが快適に暮らせるよう断熱材を通してお手伝いしていきたいと思います。

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