断熱材のリフォーム・DIYについて|床下 壁 知識紹介 おすすめ

断熱材のDIYについてご紹介

最近流行りの「DIY」。
英語のDo It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語になり 「自分でできることは自分でやろう」の意味となります。

その中でも、今回は断熱材のDIYについて簡単にこちらでご紹介しようと思います。
特に部分リフォームや、ちょっとしたプチリフォームをお考えの方には、この断熱材のことも少し頭に入れて考えていただけると、より一層快適な暮らしを手に入れることが出来るんじゃないかなと思いますので、この記事を参考にしてみてください。

DIY_断熱材

【今回の記事のポイント】
✓断熱材をDIYする際のポイントなどがわかる。

更新日:2023/7/22
初稿:2020/8/27

《目次》
DIYってどんなことを言うの?
断熱材のDIYを考える~床編~
断熱材のDIYを考える~壁編~
断熱材のDIYについてまとめ

また、断熱材のことで何かご質問やご相談等がございましたらお気軽にお問い合わせください。無料サンプルもご用意しておりますので業者様にもお手軽にお試しいただけます。業者様向け特別仕切り価格無料見積りもございます。

DIYってどんなことを言うの?

DIY(ディー・アイ・ワイ)とは、 リフォームとは違い、専門業者に頼まず何かを自分で作ったり、修理したり、装飾したりすることの総称になりますが…近頃は、このDIYがメジャーになり、ホームセンターやインターネットなどでもコーナーが設けられている他、TV番組の特集になったり、趣味の域を越え、お仕事の副業としても需要が高まっています。
DIY

簡単な家具や棚を自分で作ってみたり、壁に塗装をしたり、リメイク、リサイクルなどでも脚光を浴び、環境保全などにも繋がってきているようです。
色んなことが幅広く出来ることで、趣味としての楽しさを満喫するほか、自分たちに合ったものを作れるオリジナリティーや、すべてを自分で行うことでモノへの愛着が増します!

まさに、快適な暮らしを自分たちの手でつくるDIY。
人気になるのもわかりますよね!

また、このコロナ禍において、自宅待機や在宅ワークが増えることで、自宅を快適にするための手段として追い風になったようにも思います。

DIY

断熱材のDIYを考える~床編~

床をDIYしようと考えた時に多く出てくるのは、クッションフロアやフローリングの張り替えなどがありますが、床下の断熱材もDIYで行う方がいらっしゃいます。
床下の断熱材は、普段は中々目に入らない場所なので、気付きにくいですが、住宅にとってはとても大切な役割を果たしています。

実際に床下を確認した際に、断熱材がそもそも床下にない場合もあります。
もし、床下に断熱材が施されていないと、冬には床が冷え、底冷えを感じたりして足元から身体が冷えてしまいます。いくら暖房機器や床暖房、カーペットや絨毯を敷き、冷たさを凌いだとしても、温まるまでに時間を要したり温まっても維持することが出来ず非常に非効率でコスパ的にも良いとは言い難いでしょう。

床下_断熱材

また、床下に断熱材がなかった場合、床断熱ではなく、基礎断熱の工法をとっているかもしれません。建物の下部で行う断熱は一般に大きく分けると【床下断熱】【基礎断熱】の2つに分類されます。
どちらもそれぞれにメリット・デメリットがあり、目的や工事が異なります。簡単に言うと、床下空間を室内と考えるか屋外と考えるかの差が大きいです。

床下に断熱材を入れると、部屋が温まる早さや、保温の持続性、裸足でも寒くない床を実現することができ、消費電力の節約にも繋がります。これを大きく括ると「住宅の断熱化」になるわけです。
断熱効果を家全体で高めることで、夏は涼しく、冬は暖かい優れた住宅となります。

家にいるのに防寒対策を行うなんていうのは昭和の話です。今ではほとんどの住宅で断熱効果を高めるために、断熱材を使用しています。

話を戻しますが、床に断熱材をDIYしようと考えた際に重要になるポイントは「空気層」です。外気を遮断し、室内の暖気も外へ逃がさないようにすることで快適な空間が保てます。そのためには隙間や間を作らず気密性を上げることも大切です。

「住宅の断熱化」についてもっと詳しく知りたい方はこちら
       ⇩ ⇩ ⇩ ⇩
【断熱化とは?住宅の快適について徹底解明!】

断熱材_パイナルフォーム

先ほどお伝えした工法の違いによっても仕様が変わってきますが、床下部分の断熱材をDIYするには正直、素人の方には難しいかもしれません。基礎断熱だった場合には特にです。
まず、断熱材をリフォーム・リノベーションする際には、使う素材のタイプや特徴、周囲環境や工法などの知識がなければなりません。誤った工法適していない断熱材を使っても、効果が得られず無意味になってしまいます。

ですから、断熱材をDIYしたいと考えた際には事前に情報を検索し、取り付け方法やおすすめの材料など費用も含め調査するところから始めましょう。

事前調査_断熱材_DIY

断熱材には色々な種類がありますが、中でもボード状のパイナルフォームはオーダーに合わせてカットや加工も可能ですし、軽くて安心安全な素材です。素人の方でも比較的扱いやすく、カッターや専用の鋸で切断も可能です。
そして、密度や厚さなども選べるので、ご自宅に適したものを選んで購入できます。

とは言っても、断熱材を初めてDIYするには少しハードルが高く感じます。専門的なことも含めて一度、調べたり、プロの方に聞いたりして失敗や後悔のないよう始めてください。そして少しでも心配や不安がある方は、専門業者にお任せしましょう!
しかし、全て丸投げするのではなく、素材や工法も伺って、納得した上で依頼しましょう。

断熱化_アルミシート

ここで豆知識! 床下の断熱で手軽に断熱効果をアップさせる方法があります。
例えば、ホームセンターなどでも販売しているアルミシートを使ってみる!アウトドアでも大活躍なアルミシートを床に敷くだけでも全然ちがいますよ。

絨毯やカーペット、電気カーペットの下に敷くことで熱を逃がしにくくしてくれます。寒冷地では、かなりメジャーな方法です。

断熱材のDIYを考える~壁編~

続いて、壁のDIYですが、壁紙クロスの貼り替えや、壁を塗装するなどが多く行われます。

塗装に関しては、塗る楽しさや子供と一緒に出来たり、自由に配色を行えたりと気分もあがりますよね! クロスの貼り替えに関しては、空気を入れないようにする為に少々の技が必要になったり、大きさによっては機械でクロスに糊を貼らないといけなかったりするので素人には難しかったりします。
でも小さい部分の一か所程度であれば、格安で貼る補修シートなんかも販売されているので、気分転換やシーズンによって変えるのもいいかもしれません。

壁_塗装_DIY
断熱塗料
そして、こちらも床同様に断熱が必須です。
実は、塗装用の塗料によっても現在では断熱塗料と言って、特殊塗料があったりします。せっかくなら断熱も出来る塗料を使用した方がお得感がありますよね!

ただ、表面をいくらキレイに仕上げても内側の断熱材のメンテナンスが疎かでは、快適な暮らしに繋がるかと言うと定かではありません。
DIYと一緒に壁の断熱材も見直しすることをオススメいたします。

現在の住宅では、既に壁に断熱材が入っている場合がほとんどです。しかし、中古住宅や場所によって天井や屋根裏にはなかったりすることも少なくありません。そういったところもメンテナンスや交換を行うことで、性能をアップさせることが出来ます。

壁_断熱材

壁も断熱することで、夏場は外の暑い熱気の侵入を防ぎ、エアコンによって冷やされた空気を保つようにしたり、冬場は外気の冷気による温度低下を防止することで壁や窓ガラスの結露をなくすことも可能です。

そして、実は怖いのが内部結露です。壁の内で湿気が溜まり、カビの発生や腐食の被害に見舞われる可能性が大きいです。これを防ぐには、断熱材を耐水性に強いものを使用したり、断熱材の施工と一緒に防湿シートを張り合わせること、外壁から断熱材を覆うということも有効です。

パイナルフォームやスタイロフォームといった断熱材は発泡プラスチック系なので耐水性があります。しかし、グラスウールやロックウールといった繊維系の断熱材は水に弱い性質を持っています。

それぞれの断熱材の特性を見て、使う場所によって使い分けることもいいかもしれませんが、どこに於いても、重要となるのは隙間をつくらないことや、断熱効果に直結する熱伝導率です。
パイナルフォーム_断熱材

一昔前は、断熱材と言えば安いグラスウールが主流でしたが、熱伝導率で言えばパイナルフォームよりも劣っていますし、耐久性も保証がありません

弊社のサイトを見ていただくとわかる通り、パイナルフォーム長期安定型の優良断熱材として、実績も効果も高く評価されています。

成形も自由で、サイズ指定やプレカットオーダーも可能なので施工性にも優れています。確かに、他の断熱材と比べると少し費用が高く感じますが、長期的な目で見ると、断熱性能の高さによって年間の冷暖房機器の省エネになり、ランニングコストも軽減されますし、グラスウールのように経年劣化が激しいこともないのでリフォーム工事などの心配も少ないです。

パイナルフォーム_断熱材

まずは無料サンプルで、本物を実感してみませんか?
断熱材以外にも幅広い分野で使われているパイナルフォーム商品メリットがいっぱいです。
また、断熱材の専門店として、断熱に関連することや、DIYをご検討の方も、ご質問やご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。

断熱材のDIYについてまとめ

以上が断熱材のDIYについての解説でした。いかがでしたでしょうか?
今回は床と壁に限定してお話しましたが、現在の住宅では高気密高断熱の住宅が主流となり、窓や玄関などの外構部と言われる部分以外では家中の至る所で断熱材が使用されています

そして、省エネやエコ環境問題への配慮から、家の断熱化が見直されるようになって断熱材にも目を向ける方が増えてきました。普段は見えない部分で目立たない存在かもしれませんが、実は住まいや、住む人にとってはとても重要な存在です。

住宅_環境配慮

家の断熱がしっかり施されていないと、老朽化の促進にも繋がり、自然災害などが起こった際にも崩壊などの大きな要因となりかねません。また、普段生活する上でのランニングコストにも関わってくる大切なものです。

断熱材の厄介なところは、住んでみないと実感することや性能を体現できることが難しい所。そのため、数年後に気付いて、失敗や後悔をする方は少なくありません。

そして、断熱材も長年使用し続けていると必ず経年劣化をします
昔に比べると材質の良さや、効果も上がり、種類やモノによっては長持ちするようにもなってきましたが、永久ではありません。
グラスウール_劣化
見えにくい部分になるので知らず知らずに放置しておくと、劣化を起こし、その中には大規模な修繕やリフォームが必要になってしまうなんてこともありえます。
それだけは避けたいところです…予期せずに大きなお金がかかってしまうことほど怖いことはありません。

住宅は建てたらOKというわけでもなく、私たちと同じく、年を取り、老いていきます。
しかし、きちんとメンテナンスや見直しをすることで長持ちに繋がります

そこで断熱材をDIYする方も出てきますが、DIYはただ、「やりたい!」よりも、性能や効果をあげつつ、楽しくお家を進化させることが必要です。何より、自分が施工したDIYによって使い勝手が良くなったり、過ごしやすくなるのは嬉しい気持ちになります。何より、断熱がしっかりしていることで省エネにも繋がるので経済的にも嬉しいですよね!

ただ、上記で述べてきたように、様々な種類や工法があり、かつ、専門的な知識が必要になることもあります。隙間ができたり厚みが均等でなければ逆効果となり、効果は薄れてしまいます。こういったことも含め、素人の方にはハードルが高く、しっかりと断熱材を施すには専門業者にお願いすることをおすすめしております。

断熱材_施工

まずはご相談からでも構いません。断熱材の専門店として、わからないことや、知りたいこと質問などがあればお気軽にご相談ください。

業者様におかれましては、予算や規模に合わせて最適な断熱材をお選びすることも可能ですし、サイズ指定やプレカットオーダーも承っております。無料サンプルもご用意しておりますので、是非、一度お試しになってみてください。

長く住む家だからこそ快適な生活空間を手に入れるため、断熱材を賢く選びしっかりと施工していきましょう。

断熱材.jp監修者コメント

監修者

堀 清憲(気密測定技能者)
Hori  Kiyonori

しっかり断熱をすることで、省エネ効果の高い住宅になることは容易に想像できますが、もう1つ大きなメリットがあります。断熱性能の低い家に住んでいる場合と高断熱住宅に住んでいる場合とでは、健康に対する弊害が生じる可能性も異なります。断熱は家の基本性能。皆さんが快適に暮らせるよう断熱材を通してお手伝いしていきたいと思います。

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