床と基礎 断熱材の違いとメリット・デメリット|知識 おすすめ 施工

床と基礎の断熱材の違いとメリット・デメリット

床断熱と基礎断熱

皆様が家づくりを考える際に、一度は家の断熱や断熱材について調べたり、聞いたりして「床断熱」や「基礎断熱」という言葉を見たことがあるのではないでしょうか?今回はこの「床断熱」「基礎断熱」のことについて解説していきたいと思います。

今回の記事のポイント
✓床断熱と基礎断熱の役割がわかる
✓床断熱と基礎断熱のメリット・デメリットがわかる

《目次》
床断熱・基礎断熱の役割について
それぞれのメリット・デメリット
 -床断熱のメリット・デメリット
 -基礎断熱のメリット・デメリット
床断熱と基礎断熱についてまとめ

 

ここ数年で、地球温暖化現象や大気汚染などさまざまな環境問題が取り沙汰されています。最近はSDGsというワードも出てきて世界規模で環境問題に向き合っていこうと進んでいます。
この環境問題に対する関心も強まり、住宅に於いても高気密・高断熱によって消費電力の軽減やエコな住宅が重要なポイントとなってきています。

家_エコ_環境配慮
ここまでの話を聞くと「断熱材と何が関係あるの?」と思われがちですが、高気密高断熱の家にすることで、家の温かさや快適性が保たれ冷暖房機器の使用量も減り、結果、環境配慮になるということです。中でも【ZEH】【HEAT20】といった国や自治体で決められた高水準の家づくりが注目され、今では補助金や助成金が出るほど推奨されています。

話を戻しますが、住宅の高気密高断熱化にするためには条件や断熱材の種類、工法が色々とあります。
断熱材の種類でいくと「グラスウール」「硬質ウレタンフォーム」「スタイロフォーム」に弊社で取り扱っている「パイナルフォーム」などいくつもの種類があります。

また、この断熱材をどのように施工していくか?今度は工法になります。「充填断熱」「外張り断熱」の他にも場所によって使い分けたりもします。ここまで考えると実際もう既に断熱材を考えるのを諦めたくなりますよね。専門的な知識や基準があることでほとんどの人がハウスメーカーや工務店に任せきりになってしまいます。

断熱材_家

しかし、任せきりにして後になってから後悔や失敗はしたくないものです。
家の断熱というのは住んでみて初めて実感することができたり、数年後になって断熱性能の効果や低下を感じます。「家」という大きな買い物をするからこそ、数年後の未来まで考え対応し、選んでいくことが大切です。

まずは、今回のテーマでもある「床断熱」と「基礎断熱」について少しでも機能や特性を理解していただき、後悔や失敗のない家づくりをしていきましょう。
断熱材のことでお悩みやご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。

床断熱・基礎断熱の役割について

日本では昔から、湿気やシロアリ被害を防止するために床下は通気性がいいように敢えて基礎部分を空け常に外気が入れ替わるようにされていました。そのため、基礎部分に通気口が設けられている場合が多いです。

昔は今ほど異常気象や気候変動が少なく、寒ければ暖を取ったり、衣類を着込んだり、コタツを使うことが当たり前でした。家を断熱するといった考え方は住まいの歴史から言うとここ最近になってのことです。家電が進化するのと同時に冷暖房機器も進化し、エアコンや石油ストーブの出現により、部屋全体を暖め暖気を逃がさないように考えられたのが断熱材の始まりです。部屋や家全体を暖めるには床だけでなく、壁や天井にも断熱性能を持たせる必要があります。

暖かいリビング

床断熱は床に対して断熱性能を持たせ、床面で外気の侵入を遮断します。そのため、床より下の空間は外と同じ扱いになります。
逆に、床断熱よりも高い断熱性能や気密性を得ようと考えられ進化したのが基礎断熱です。基礎断熱の場合は床下空間も外ではなく室内空間として利用出来るものとして考えられています。

それぞれにメリット・デメリットがあり、住環境や構造、設備によっても向き不向きがあるので何が正しいかはお家ごとに異なります

それぞれのメリット・デメリット

床断熱にしても基礎断熱にしても良いところはそれぞれ違います。
例えば、新築で高気密高断熱の住宅をお求めであれば、基礎断熱を勧められるケースが多いことでしょう。
しかし、中古物件のリフォーム・リノベーションの場合には、家や建材の状態にもよりますが、床断熱をする場合が多いです。
床_解体

なぜなら、基礎部分で断熱を図る場合には、すべての床を剥がし作業をするので手間も時間もかかりコストも上がります。そのため一部をDIYとして行う方も中にはいらっしゃいます。

他にも外張り断熱工法で住宅全体を断熱材で覆ってしまう工法もありますが、面積が大きくなる分費用も増します。

ですからどちらが良いというよりは、住宅に求めるものや環境状況によって選択肢が変わってきます。そのため、何も分からない状態で決めるよりも、少しでも自分たちで知識を持ち、自分たちで納得のいく判断をすることが重要となります。

床断熱のメリット・デメリット

従来の家は先ほどもお話した通り、床下に外気空間を設け常に外気を循環させるような仕組みになっています。確かに循環の面では効果的ではありますが、その分、夏の熱気が入りやすく冬には冷気が通ります。床断熱をしなければ室内にもその影響は及び、快適な空間とはかけ離れてしまいます。

そのため、床面に断熱材を施工することで外からの影響を室内に持ち込まないよう床に断熱材が施されます。

床断熱_仕組み

◆床断熱のメリット◆

  • 断熱工法の中でも長く普及してきた方法なので技術が備わっていて、安定している
  • 床下空間があることで空気の循環を効率的に行える
  • 湿気やシロアリの被害も軽減される。
  • 施工性が高く、リフォーム・リノベーションも比較的簡単に行える。

断熱材の素材によっては技術が必要な場合もありますが、敷いたり張ったりするものであれば手慣れている職人さんが多いでしょう。特にパイナルフォームなどのボード状の断熱材であれば、プレカットによって隙間なくピッタリと施工することが可能です。
プレカットオーダーやサイズ指定に関しては下記よりお問い合わせください。

また、床下空間で空気の循環を行えるので、湿気対策などもできますが、きちんと施工がされていない場合や素材によっては数年で効果は薄れ、室内との温度差によって湿気が起きやすい状況をつくってしまう恐れもあるので注意が必要です。

弊社で取り扱っているパイナルフォームは施工性が高く長期安定型の優良断熱材として高い評価を受けています。素材の特徴から耐水性もあり、隙間なくピッタリと張ることができるので気密性も取れます。高気密高断熱の住宅を目指すのであればパイナルフォーム商品がおすすめ。
無料サンプルもご用意しておりますし、業者様向けの特別仕切り価格無料見積もご案内可能です。

床断熱

◆床断熱のデメリット◆

  • 断熱材の厚みに限界がある
  • 配線や配管周りが多いので細かく複雑な部分の施工がある
  • 床下の空間利用ができない

床下に断熱材を敷く場合には、床の高さが決まっている為、厚みが限られています。グラスウールなどの繊維系断熱材は厚ければ厚いほど断熱効果が上がるとされるので、厚みが出せないとなると断熱性能が低くなってしまう可能性もあります
また、繊維系だと配線廻りなどの細かい部分では厚みが均等になりずらかったり隙間が出来てしまう可能性が高いです。

その点、ボード状のEPS・XPS材の押出ポリスチレンフォームビーズ法ポリスチレンフォーム厚みが均等な上に、成形が自由にでき、好きなサイズにカットすることが可能です。

パイナルフォーム_サイズ指定
そして、床断熱と基礎断熱の大きな違いでもある、床下の空間利用
床面に断熱材を敷くので床下は外気空間となり、あくまでも外と同様の扱いになるので空間利用ができません。

基礎断熱のメリット・デメリット

現在は、ZEH住宅のような高気密高断熱化の住宅が注目を浴びています
夏場は涼しく、冬場は暖かい、そして消費電力やランニングコストの削減にもなり、通年で見た時に多くのメリットが得られるとされているからです。

高気密高断熱の住宅を考えた際には床断熱よりも基礎断熱が良いとされています。
特に北海道などの寒冷地では積雪もあるため、基礎断熱が主流となり、北海道民の断熱に対する意識は高いです。その為、断熱材の商品や施工技術も最先端とされ、高いレベルの断熱が施されています。

基礎断熱_仕組み

◆基礎断熱のメリット◆

  • 床断熱と異なり、厚みが自由に調整できる
  • 家全体で断熱を行うので気密性が高い
  • 床下空間を利用できる

以上3点になります。床断熱と違い、厚みに制限がないのは断熱性能を高める手段の一つです。また、住宅を覆う形で断熱をするので外気の侵入経路を塞ぎ気密が取りやすいです。

そして床断熱との大きな違いでもある床下の空間利用が可能になります。床下に貯蔵庫としてパントリーを設ける方もいらっしゃいますし、使い方はそれぞれです。また、基礎断熱には「内断熱」と「外断熱」の2択があり、構造や状態によって選択肢が分かれます。
(※施工業者と確認・相談の上、検討してください。)

外断熱_ボード状断熱材

◆基礎断熱のデメリット◆

  • 基礎内の換気がうまく行えないとカビや結露の発生によって家にも健康にも被害が及ぶ可能性がある。
  • シロアリ対策が必要

床下の換気については換気扇などを使用し、循環させるのが一般的です。基礎部分はコンクリートになるので乾くまでに時間を要し、換気システムを導入するなどしてきちんと乾燥させる必要があります
中途半端な乾燥だと、コンクリートに含まれる水分がカビや結露の発生を促してしまいます。

また、基礎と断熱材の間にはシロアリ被害が多く見られます。風のない暗い場所を好むシロアリには最高の居場所です。少しの隙間からシロアリは浸食し、やがて建物へと移動してきます。基礎部分は一度施工してしまうと中を確認することはほとんどなく、長い年月を掛けて知らぬ間に家中がシロアリによって浸食されていきます。
そのため、シロアリ被害も視野に入れ対策を行うことは重要なポイントになります。

基礎部分_施工

ただし、シロアリの被害は北海道などの寒冷地では比較的被害が少ないようで、様々な対策をしながら実証実験を行っているようです。
シロアリは温暖な地域での被害が大きく、特に沖縄では米軍の持ち込んだ家具などから外来のシロアリが入ってきて深刻な問題となっているようです。

住宅_シロアリ被害

いずれにせよ、人にも住宅にも良い影響を与えないシロアリ被害を最小限に留め、住宅寿命を延ばすために出来るだけの対策は行った方がいいかもしれませんね。

基礎断熱についてもっと詳しく知りたい方は「基礎断熱とは?」のコラム記事も参考にしてみてください。

また、床断熱や基礎断熱以外にも多くの場所で採用しやすいボード状のパイナルフォーム商品高い断熱性能と、自由な形状が特徴的な断熱材です。家の断熱化が見直されるようになったことで幅広い分野でお問い合わせをいただきます。

まずは、無料サンプルでパイナルフォームが求められるわけを実感してみませんか?特に断熱材施工をする業者様には一度試してほしい商品です。気になることやご質問等も随時受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

床断熱と基礎断熱についてまとめ

いくつかの断熱がある中で、今回は床断熱と基礎断熱のメリット・デメリットについてお話してきました。
沢山の種類がある断熱材や工法によって性質や効果は異なり、それぞれに最適な組み合わせを選んで施工することが一番です。

ただ、専門的な分野でもあるので判断するには難しいこともあるかと思います。本来であれば、事前にインターネットで情報検索したり、本を読んだりして下調べをし、判断材料となる知識を増やすことがおすすめですが、中々難しい方も多いと思います。
そんな時は、信頼できる業者様に依頼すること!
後々の失敗や後悔、トラブルを防ぐためにも業者選びは重要な要素です。

業者選び

また、住宅は日々の暮らしだけでなく、この先何十年も住み続ける大切な場所です。
購入時にはトータルのコストや、その他に掛かってくる費用などに目がいきがちですが、長い目で見て判断することが重要
特に断熱材というのは住んでみないと分からない部分でもあり、見た目のデザイン性や内装、間取りよりも重要視されにくいのが現状です。

しかし、家を建ててから後悔する場所ランキングでも上位に入るほど、住んでからの快適性や居心地の良さに影響します。せっかく自分たちの理想のマイホームを手に入れたと思ったのに、後々になって実感し気付き、後悔するのは悲しいですよね。

そうならないためにも、目に見える部分以外のことにももっと目を凝らして、検討していってください。断熱材のこと、家の断熱化についてなど知りたいことがあれば何でもお気軽にお問い合わせください。

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